【笠岡~尾道】過ぎ去った思い出は消えていってしまうものですか? - 最新ネタ
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しらたき

しらたき

お久しぶり見聞録ネタは3月にやったやつ。
やったはいいけどネタが詰まらなくて書くのがしんどいからほっといたというワケではなく、神経がやられたか本当に何をやるにしても気力が出ないがためにため込むことになってしまったのだが「いくら何でも次世代まで持ち越すのは如何なものか、気分的によろしくない」ということでムチ打って書くことにする。でも書き始めると割とスムーズなんですよ。面倒くさい人間やね。

【第360話】岡山県 矢掛駅~井笠鉄道記念館~笠岡駅




そうだね、路地裏見聞録と言えば23時台のバスターミナルだね。
ということでいつもの写真をいつも通りに撮っている……わけではなく、今回は問題が発生している。御守りことロキソニンを家に忘れたのだ。


精神的に崩壊寸前のしらたきさん、ロキソニンがないだけで不安が背中から押し寄せるような状態になり0泊の弾丸旅を穏健に、健康に済ませられる気が全くしない。案の定不安に不安が重なり次の日の午前中は頭痛に悩まされることになる。なんて弱さだ。



乗るのはいつものEXP。
料金体系変更・回数券廃止後初の乗車だが、この時期は繁忙期という扱いになり料金は片道5,800円。
回数券は片道4,400円でその差は1,400円。往復だと2,800円も値上げで貧乏人にはつらい。
こうなると散財を極力避ける、土産の数を減らす等を考えなければならず、モットーにしている「地域に金を落とす」ということが」貫徹できなくなる。
それなのにどっかの誰かはそれに輪をかけて消費税を上げようとしている。まったく、どこのブルジョワ・上級国民の発想なのでしょうか。おじさんには全くわかりません。



3月末だからとかそんなの関係なくいつも通り25分早いご到着。ダイヤ改正で岩国が消えて行き先は福山、糸崎、三原……どこか悲しい行き先の少なさ。



それでもいつもの645三原は117系8両のまま。平成も終わるというのに国鉄の息吹を変わらず感じられることに感謝せねばならない。



今回のお供はおなじみになりつつあるくまなくおでかけパス。もうe5489の操作も手慣れたものである。



今回の行き先は笠岡にある井笠鉄道記念館。行くと言ったら行く。それが路地裏見聞録。
ただまだ7時台、この時間に行っても開いていないし、バスも中途半端な時間、空いている店も少ないということで福山から福塩線・井原鉄道経由で矢掛から南下することにした。
くまなくパスの範囲に井原鉄道も含まれているのだから乗ったことのない身とすれば試さない手はないし、何より今は春休みで学生の流れが鈍化している。こんなチャンスはそうそうない。



福山に着くと待っていた1日上下三本の福山直通のIRT355形。乗り換えずに済むので楽。しかも2両+春休みということもあり席には余裕があった。
総社方セミクロス、福山方100番台全席転換クロスシート。私は井原以東の矢掛まで行く(途中で切り離しがある)ので総社方の0番台に乗ったが、シートの硬さが地獄でキハ120やキハ126形10番台を思い出す硬さ。キハ120とは違うのだよ!キハ120とは!と言われてもやっぱりどこかキハ120であった。



斯くて矢掛駅着。本当はどうせ来たのだからと矢掛宿を散策したり矢掛屋別館湯の華温泉でひとっ風呂と行きたかったが、時間が中途半端な上に温泉は温泉で9:00~11:00は清掃時間ということで断念するしかなかった。



バスが来るまでの間、列車の離合を眺める。ヤケに低い高架に若干の違和感。



やってきた両備バスの皮被った井笠バスに乗り【新山】バス停下車。
途中、運転士がベテランなせいなのかバス停を越えても料金表が中々切り替わらず、本当に目的地で下車できるのかヒヤヒヤした(怖)。



バス停から見える景色は早くも井笠ワールド。



旧井笠鉄道バス いすゞK-EDM430 Z8303号
私はバスというか、車全般に関して全く興味がないために知識が全くないので以下、CFの記述を引用させていただく(そっちのほうが間違いがないからエエじゃろ)。

Z8303号は、1983年にいすゞ自動車で製造された、当時全国的に珍しかったトルクコンバータ式オートマチックトランスミッション(トルコン式AT)を装備した路線バス(K-EDM430型)です。80年代当時に導入していた事業者は数少なく、30台以上のAT車が導入され、主力として活躍していた井笠鉄道は全国的にみても希有な存在で、AT車の導入当初は他社からの視察も多数あったと聞きます。

Z8303号は1983年に導入され、2007年に引退するまでの約25年もの長きにわたって一貫して井笠鉄道で活躍しました。現役時代は広島県福山市近郊を中心に、岡山県笠岡市・井原市など多方面へ運行されていました。今も残る当時の行先表示には、病院や住宅団地、大学や工場の送迎など様々な行先が記載されており、地域の足として幅広く活躍していたことがうかがわれます。

運転免許を持たないお年寄りや学生にとって、バスは無くてはならない存在であり、このバスに乗って病院や買い物に行ったり、通学していたという方も大勢いらっしゃると思います。私自身も井笠鉄道のバス路線沿線で生まれ育ち、祖父母の代からバスを利用してきました。バスの中で運転手の方と世間話をする地元の方や、学校帰りの学生の姿は今も印象深く記憶されています。決して乗客は多い方ではありませんでしたが、バスを必要とし、利用していた方々の姿がそこにはありました。

AT車は、坂道の連続する路線ではエンジンブレーキが利きにくく、使用しにくいといった運用の難しさから、次第に数を減らし、その後はMT車が導入されることになりました。83年導入車としては最終期まで現役であったZ8303号も、寄る年波には勝てず、2007年6月いっぱいで引退しました。


日本最古級!30年前のATバスを所縁のある町で保存したい!





そんなら手前のこいつは一体……?



気にはなりつつも次のバスまで1時間しかないので再び西へ向かって歩く。すると信号にぶち当たり保存車お目見え。



笠岡市 井笠鉄道記念館に到着である。
到着早々記帳を求められたので快く応じる。定番の質問「何処から来たの?」に正直に愛知と答えると遠方からの来客が嬉しかったのか「遠くからよう来てくれたね!」と嬉々として歓迎してくれた。
「鉄道を保存したいというみなさんの熱意が私をここまで導いてくれたのですよ!」的な気の利いたことを言えればよかったのだが「興味があったので」。

それにしても最近は見聞録で保存車を見ることが本当に多くなった。ここ数年でも愛知こどもの国、蒲郡博物館、明治村、旧名鉄美濃駅、旧名鉄谷汲駅、谷汲口駅、阿下喜駅、加悦SL広場、おさふねSA、下津井、井笠鉄道ホジ9、倉吉市旧打吹駅跡倉吉線鉄道記念館、津和野駅、出雲大社前駅、旧大社駅……
一体こいつにどんな心境の変化があったのか?「車両は動いてナンボ」と言っていた人間が役目を終えた車両に趣を感じている。
それほどに現代を走る車両がつまらなく、魅力を感じなくなったのかもしれんが。





ショーケースには井笠鉄道の歴史と備品の数々が展示されている。
雑な紹介になってしまうのをお許し願いたい。というのも、撮った写真を家で確認したら大半の写真でショーケースに反射してやせ細った自分が醜く映り込んでおり、一々加工で修正をかけるのが面倒くさくなってしまったのだ。



井笠鉄道の歴史。PCなら右クリック「新しいタブで画像を開く」を選択すると拡大できるので暇があれば読んでもらいたい。尚、スマホの場合はピンチアウトしてもらえれば画像が勝手に拡大されると思う。



ホジ9保存会の資金源にしてもらうため駅員室でクリアファイルときっぷキーホルダーを購入し、広場へ。
鬮場にあった転車台に乗った井原笠岡軽便鉄道機関車第1号形蒸気機関車、ホハ1、ホワフ1が美しい状態で展示されている。



井原笠岡軽便鉄道機関車第1号形蒸気機関車の側面には銘板があり、ドイツのオーレンシュタイン・ウント・コッペル-アルトゥール・コッペル製造、1913年に東京のオットー・ライメルス商会発注というのが読み取れる。


▲帽子が置いてあるのがなんともニクイ。



ホハ1車内。製造は大正2(1913)年の木造車。井笠鉄道の歴史を振り返る映像も見ることができる。



ここで「よかったら食べて!」とポン菓子を頂くしらたきさん。
旅行に出ると性格が一変、人見知りな性格が社交的になるのでこいつは一年中外にホッポリ出しておいたほうがいいんじゃないかとすら思う。「旅は一期一会の精神」が気を楽にさせているのかもしれん。



ここで興味深いものを発見。C62 17の写真だ。
C62 17は特急「つばめ」「はと」の牽引に使われた機関車であるが、1954年12月に日本の蒸気機関車最高速度記録である129km/hを記録したトンデモ機関車でもある。
それだけならホヘーで終わるのだが、実はこの写真のC62 17は今も名古屋のリニア・鉄道館で静態保存されている。

リニア・鉄道館のC62 17(2013)
▲出典:wiki



こちらはホワフ1。こちらもきれいに塗り直され美しい姿を保っている。



各車の特徴を記した看板もあるので読んでおこう。

360v.jpg

ここで思い出したかのようにサムネ素材撮り。最近はあおりの画を撮るのがお気に入りなので今回は駅名・ホハ1の名前と行き先と井笠鉄道の社紋、そして赤ポストが入るようにした。



バスの時間が迫ってきたので窓口のおばちゃんに挨拶とお礼をして切り上げる。
短い時間ではあったがとても有意義な時間であったと思う。
新山バス停に戻りそこから南下し笠岡駅へと向かう。



そのまま尾道方面へとはいかず、ホジ9に再び寄り道。
前回の訪問から3ヶ月で早くも再訪。理由は……



こいつだ。

【竹原~笠岡~倉敷】おかえりとさよならの境界線

去年の「2018年最後の見聞録」の話。いつもと違い旅当日までどこに行くか決めかねていたのだがあることがきっかけで計画は加速度的に決まっていった。いつものようにチラ見せ。もうこれが本編でもいい気がしてきた(爆)。【第355話】岡山県 岡山駅~広島県竹原市始まりはいつもの名古屋駅太閤通口。流石に飽きるアングル(爆)。毎回同じような構図を載せているわけだが、使い回しではなくその都度満足するまで撮り直している。待...


あろうことか団体名を間違えるということに描いた後どころか家に帰ってから気付くという大失態を犯した反省をしに来た。
アレを放置すれば井笠鉄道ホジ9保存会の方々に迷惑がかかるかもしれないし、なにより自身の恥である。
保存会の方は慈悲深くも寛大な心で許して下さったが、このままではいかん、間違いなくいかん。



これでよし!(本当にいいのか?)

【第361話】広島県尾道市




尾道に行く前に福山途中下車。
というのもロキソニンを忘れた不安から頭痛になり笠岡ではその頭痛を我慢しながら歩いていたのだが、時間が経つにつれ頭痛が酷くなり吐き気もしてきたのでこれはいかんということで結局ロキソニンを探すことになった。


まさかロキソニン一つ探すのに薬局を何件も梯子する羽目になるとは思わなかった。今回の旅行が都市部だったからよかったもののこれが飯田線探訪みたいなものだったら地獄であった。



ほんで尾道。今年も改札には若者の旅立ちを祝うホワイトボードがあった。



しかし駅から見る風景は、いつもとどこか違う。



何かが違う。



3月10日にオープンした尾道駅新駅舎。
1Fにはセブンイレブンや食堂が入り、2Fはホテルや喫茶店、そして眺望デッキ等を備える。



それにしても何だか細くて頼りない感じしません?まるでワシみたいじゃのう。



こっちは相変わらず。ソラウミラッピングはサービス終了するし無くなったかなと思っていたら、帰りの電車内から見かけた(爆)。おそらくソラウミラッピングはアレが最後の姿だろうと思う。

361v.jpg

サムネ撮り。こう見ると中々なじんでいるのではないかと心が揺れる。
まーそれにしても見ての通り桜全滅、どこもかしこも蕾であることがこの写真を見てもわかる。
抑々今年の尾道が3月になったのは去年の尾道の桜がイマイチだったことにビビリ、そして4/1前後は個人的に休みが取りづらいということで今年は3/27になったわけだが、正直始める前から嫌な予感はしていた。それが確信に変わったのはこちらに来て金光駅の桜が全く咲いていないのを確認してからである。

「こうなっては仕方ない、今回は新駅舎の確認だ」と気持ちを切り替えるしかない。そうでもしないとやってられない。



桜は咲いていないが山は登る。
不思議なことに「年々落ちる体力、今年は体力的に登れるのか」「桜が咲いていないのはもうわかりきっているのに登る必要があるのか」「今日ぐらいロープウェイにすればよかったんじゃないか」「もう山は登らないんじゃなかったか?」などという考えは一切なく「折角来たんだし登るか」の一点であった。寧ろそういう気持ちになったのは尾道を離れ一日を振り返っているときだった(爆)。



人がおらんとすぐに休憩をとりたくなるものだが、周りに同じように階段を上っている観光客がいると「あのグループに追い越されてはいけない」といったような最低限のラインを設けるようになるので中々休めず、地獄の底から絞り上げたような枯れた息を周辺にまき散らしながら一段一段と歩を進めた。



尾道市立美術館近くの枝垂れ桜。なぜかここだけ桜が満開で一瞬造花を疑った(爆)。



見てくださいこの素晴らしい景色を!
もう笑うしかなかった。







千光寺山を降りつついつもの黒猫を撮影。
あっちはこっちのことを覚えているはずもないのだが、こっちはしっかり覚えている。何年も撮らせてもらっているのだから流石に覚える。

その後はいつもの北前亭で土産購入を兼ねて店長に近況を報告。盲腸になったことを報告したら爆笑された(爆)。



夕食は尾道ラーメンにすることにした。
いつもは朱華園や雑兵であるが、今回は開拓ということで未訪の「牛ちゃん 尾道店」へ。

尾道はいい。中休みを取らないラーメン屋が多くて(安堵)。



この店は焼肉店なのだが「焼肉よりラーメンが有名な焼肉店」と評判になっている。
ラーメンはいかにも尾道ラーメンというビジュアル。チャーシューが目立つが、個人的には背油の一つ一つが大きいことがとても嬉しい。
味も朱華園・雑兵に勝るとも劣らぬ味で好み。困った。お気に入りの店がどんどん増える。



尾道福屋でいつもの土産選定を終えて福山。
日上下3本の直通IRTを2回も見るとは何ともラッキーな日である。桜は散々であったが。



さんすて福山で更に土産を選定、ホームへ戻る。
最近は福山からサンライナーで倉敷を目指すことも多くなった。福山始発なので確実に座れ、普通と比べて混雑率も低めで快適に移動できるので積極的に使っていきたい列車である。
問題は静かなのでうっかり寝てしまうといつの間にか倉敷通り越して岡山まで行ってしまっているということである。



車内で発車を待っていると隣に瑞風が。出雲市であれだけ撮った瑞風も、山陽で見ると何だか新鮮だ。


本社:第8章 明鏡止水 -海が凪いだ日- (作成中)

【第360話】たいせつなもののために、ぼくにできるいちばんのこと
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【第361話】新駅舎~あの日と、去年と今年と来年と~
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