【第29話】愛知県田原市 伊良湖 - 愛知

【第29話】愛知県田原市 伊良湖

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【第29話】イラーゴの灯台
前回の続き。路地裏見聞録3周年企画最終章。
ついに2島を制覇し最終目的地伊良湖に着いたものの体はもう限界。さぁ家に帰ろうとバス停を探すも……

伊良湖

篠島から船に揺られて伊良湖へ。この気温の中飯も食わず水分摂取もままならない中軽い熱中症だけでここまで来られたのは正直びっくりである。
見聞録でやってきた中でも1、2位を争う過酷なタイムテーブルであったことは間違いない。その証拠にここまで来るとしきりに「おっ、ちょっとは気温下がったかな?」を連呼するようになる。
ただ単に海風に当たって汗が冷えているだけだというのに。

光のカーテン

篠島では雨を心配していたがどうやら小さな雨雲が弱い雨を少しだけ降らせただけのようでこちらは問題なさそうだ。
雲の切れ間から差し込む光の帯が遠くに見える大型船を照らしている。

伊良湖

伊良湖港から伊良湖灯台へ向かう道。よく見ると右の孤立した岩の上で釣りをやっているおじさんがいる。これからどうやって帰るんだ……。

伊良湖岬灯台

伊良湖灯台。暑いからなのかいつもこんなもんなのか、人はまばら。菜の花祭りのときはたくさんの人が来そうだ。

伊良湖岬灯台

逆光を使ったシルエット撮影!かっこよく撮れるだろう!……何も知らない素人らしい浅はかな考え方である。
とは言え、素人なのだから楽しければいいというのもある。趣味を仕事にするのは辛い。

伊良湖岬灯台

結局普通の写真も撮る(爆)。まだ独学パワーを発揮できるほどセンスのいい写真は撮れない。

恋路ヶ浜

こちらは灯台からちょっと歩いたところにある恋路ヶ浜。昨今のはた迷惑な「恋人の聖地」化でこんな名前がついたわけではなく、古くは江戸時代から恋路ヶ浦として呼ばれていた。でも結局そんな名前をつけてしまったせいなのかなんなのか、恋人の聖地プロジェクトから聖地認定されてしまった。

実は2007年に一度来たことがあったので今回で訪問は2回目。
その時は写真奥の波消しブロックを伝って崖を歩き日出観的所と呼ばれるレンガの残骸を見に行ったりした。昔は今よりも冒険心溢れていたのだ。亦、無鉄砲であるとも言える(爆)。

恋路ヶ浜

そんなところに男二人でいるのもアレだし、最終バスも気になる時間帯になってきたので早々に立ち去るところだったが、友人がトイレ休憩を申し出たので待つ間結局一人で海岸で物思いに耽ることにした。

この水平線の先にたどり着く地は自国領土はなく他国の海岸。
三河湾や伊勢湾では決して味わえない愛知の最果てを味わうことができるのがこの渥美半島伊良湖岬である。

恋路ヶ浜

トイレ休憩も終わったようなので恋路ヶ浜に別れを告げ国道42号を歩いていく……というより傾斜のある坂道なので上っていく。

みち

何故熱中症になった癖にまだこのような苦行を続けるのか自分でもわからない。8割ぐらいは意地だったような気もする。
ただ、意地という割には本気でヒッチハイクも検討していた(爆)。

伊良湖ビューホテル

伊良湖ビューホテルが近づいてきた。

海へと続くような大パノラマの露天風呂が特徴のホテルである。
泉質はナトリウム炭酸水素塩泉で源泉はなんと岐阜の池田さくら温泉、いけだゆげ温泉から送られてきている。
いけだゆげ温泉と言えば第110話で入浴した天然温泉 湯元 湯華の郷だ。
こちらも濃尾平野を一望できる露天風呂が特徴で優しい泉質は長湯にもってこいであった。
しかしこのホテルは自分には敷居が高そう……と思いきや、1600円で日帰り入浴できるようである。
亦、時期によっては素泊まり5,500円前後で1泊できるようだ。

これまで駅近のホテルチェーンばかり注目してきたが(尤も、2011年当時は日帰りのみで宿泊など考えてもいなかったが)、外国人が部屋を占めるこのご時世、こういうホテルがあるのならこれは一考の余地も十分ある。
体が急速に老体化してきている昨今、ホテルに泊まり行くのが主な目的になる日も若しかしたら近いかもしれない。

伊良湖

遠くに見える島は三重県の神島。
日本の秘境100選にも選ばれた過疎が進む島であり、私も何度か行きたいと思ったが、未だ到達できずにいる。

恋路ヶ浜

上り切った。さっきの伊良湖岬・恋路ヶ浜が遠くに見える。よくもまぁこんなアホなことをしたもんだと自分を馬鹿にしながら称える。
このアングルは東海地方の天気予報で伊良湖が出てきたときはよく使われるアングルなので東海の人間にとっては御馴染とも言える。

渥美半島

反対側。遠州灘は【第22話】東海マグニチュード8.0で紹介した浜名湖や【第24話】砂丘は緑が少ないで紹介した中田島砂丘を通り御前崎まで続く。全長110km(広域の石廊崎~大王崎までだと180km)。

渥美半島

ここまで苦労して上ってきたが、ある物を見るために下っていく。

日出の石門

日出の石門は、とても緻密で固いチャートという堆積岩でできている。
このチャートは、約二億年前に、放散虫の殻などの珪酸分が、はるか南方の海洋底に沈殿してできた。
その後、太平洋プレートの移動とともに、現在の位置に運ばれてきた。
層状に堆積したチャートは、海底地すべりや強い圧力で衝突したため変形した。うねるような褶曲や、褶曲を断ち切る断層は、過去の変動の記録でもある。
石門の洞穴は、断層によって破砕されもろくなった部分が、長い間に波の力で浸食されて、海食洞になったものである。


日出の石門

後ろに意味ありげな岩があったのでほほうこれが……と看板の後ろの岩を見て納得していたが、帰宅後この岩について調べてみたらなんと全くの別モンだった(爆)。

日出の石門
▲2007年に撮ったものが残っていた。

こちらが日出の石門とのことである。

日出の石門

でもこちらも迫力があったので良しとしよう……

渥美半島

さぁ、これで教の日程をすべて終えた。バス停探して帰ろう。
……と、クリスタルポルトに戻ればいいものを来た道を戻るのが嫌だったのか、何故か国道42号を東へトボトボ歩き出す。一向にバス停はみつからない。体力はすでに底をついているのにバスがなければ帰れないためひたすら歩く。不安が次第に増し「先に調べておけばよかった」と後悔の気持ちが次第に強くなる。



只管歩き続け、堀切地区でようやくバス停を見つけた時にはもう空は赤くなり始めていた。
距離にして約4km、1時間。アホかこいつは。
時刻表を見てみるとなんと次が最終。危なかった。一息つくために自販機でコーラを買って飲むが、ゲップで泡が喉まで戻ってきて吐きそうになる。バスに乗っても不調っぷりは健在で、極度の疲労からかバス酔いしてしまいこの日2度目の大量の冷や汗、三河田原駅に着くまで地獄の時間を過ごした。

このような弾丸企画はもう二度と立てることはないだろう。……多分。

No.029イラーゴの灯台
場 所愛知県田原市 伊良湖
日 時2011/08/18
備 考田原市観光ガイド【渥美半島観光ビューロー公式サイト】
引 用ドルアーガの塔
ドルアーガの塔

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