【第262話】愛知県犬山市 明治村2丁目 - 最新ネタ

【第262話】愛知県犬山市 明治村2丁目

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【第262話】出会ってしまった市電


前回の続き。
人ごみに嫌気がさしつつあった時、私を救ってくれたのはやっぱり鉄道車両だった。
なんとも気持ちの悪い男に成長したもんだ。


明治村

三重県庁舎で暫く休憩した後2丁目にやってきた。こちらも人が多い。

明治村

顔面がくっきり映っていると見聞録的には使い物にならないのでできるだけ後ろ姿が多い時を狙って風景写真を撮るしかない。
ここで無修正で済まされるのは先日熟年結婚を発表した阿川佐和子四代目村長ぐらいである。

明治村

いくら写真写りの好いハイカラさんがおったとしてもこちらを向いた状態では修正をかけざるを得ない。
折角撮れた1枚であっても後ろにゴチャゴチャと顔が認識できる程度に写っていれば修正をかけなければならない。これだから人間は嫌いなんだ。

明治村

数枚撮って逃げるように第四高等学校物理化学教室へ。お前はいつも何かから逃げてるな。

明治村

どこか懐かしい廊下を一歩一歩踏みしめる。
ここで言う「懐かしい」は自身の学生時代のことではなく4年半前の 【第47話】愛知県犬山市 明治村2丁目 のこと。

普段覚えておくべきことは直ぐに忘れるのに旅の記憶となると誰がどんなことを言ったとかそんなことまで鮮明に覚えている。
その能力を違うところに使うべきだった気がしないでもない(爆)。

明治村

名鉄を全国で通用する会社に育て上げた名鉄中興の祖、土川元夫氏の像。
モータリゼーションによる鉄道の凋落を読み「名鉄が鉄道としての魅力を失わないようにする乗り物」として誕生した名鉄の最高傑作「名鉄7000系」はこの人の力なしには誕生していなかっただろう。

明治村

重要文化財の東山梨郡役所。
2丁目で一番堂々とした建物だ。

明治村

先ず入り口正面から3丁目方向を撮る。
手前の姉ちゃんが終始此方を凝視したまま動かず恐怖を覚えたが、若しかしたら全景を撮りたかったのにあの不細工が邪魔で撮れんと苛立っていたのかもしれない。不細工で申し訳ない。

明治村

東山梨郡役所の2階から。人が集まっているのはあの辺りにカレーパンの店があるから……と思ったら違った。さっきのジジババ団体だった。
あの団体と重ならないように行動したほうが気分を乱さず撮影できそうだ。

明治村

こちらは清水医院。

明治村

薬棚に沢山の薬瓶。これを見ると 【第140話】神様のいない火曜日 で行った某廃診療所を思い出す。
それまで棚に沢山あった薬瓶が私が行った時にはごっそり消えていたのだ。
その薬棚目当てに行っただけにその時はとてもがっかりしたが、少し経って思い出した時、その経年劣化した薬を一体何に使う気なのか、持ち出した人間の顔を想像した時少し寒気がしたを今でも覚えている。

明治村

その後も写真を撮るも何処を行っても人が入ってしまうし狭い館内では人の流れに逆らうことも憚られ、結局こういうあたりさわりのないものばかり撮ってしまう。
悪くはないのだが不完全燃焼である。

今日は祝日だし仕方ない。今日じゃなければダメだったとはいえ時期が悪かった。そう思いつつ歩いていると……

名電1号

とんでもないヤツがいた。前回おらんかったぞ!?

コヤツの名は名電1号形という。
名鉄や名古屋地下鉄の前身、名古屋電気鉄道が明治34年に製造、その後明治40年まで名古屋市内線で走らせていた木造電車である。
大正7(1918)年、札幌電気軌道(札幌市電)開業に伴い名古屋電気鉄道から購入し札幌初の路面電車「29号」として使用を開始。昭和2年、路面電車が市営化された時に「札幌市交通局10形電車」と名前を変えた。

昭和2年の市営化後、輸送された24両は順次廃車されていきこの29号も廃車後車庫内で保管されていたが、昭和26年に円山動物園開園にあたり、遊戯物として園内に展示されることとなった。
その後、昭和35年に円山動物園より返還され廃車となっていた40形の部品を利用して運転可能に整備され車籍を復帰。
名電時代の22号に改番された。
しかし運転可能になったと言っても実際に運転されたのはイベントで数回程度。その後は札幌市交通資料館での静態保存されることとなった。

その後、明治村が平成27年3月に明治村開村50周年を迎えることとなり「名電1号形 里帰りプロジェクト」として平成26(2014)年6月28日より明治村にて特別展示されることとなった。そら前回見とらんはずだわ。

尚、展示は平成32(2020)年3月までの期間限定である。
まだ急ぐ必要はないが、鉄オタなら一度は見ておいた方が良いだろう。

名電1号

見ての通り運転台には扉がない。札幌時代に運転台に窓ガラスを取り付けたとはいえ、真冬の札幌で過酷を極めたことは想像に難くない。

名電1号

車内は26人収容できるが、感想としては狭い。当時の輸送としては十分だったかもしれないが。
若者には見向きもされないこの車両に一人外を見るおっさんと黙々と写真を撮り続ける自分……この敵地に於いて数少ない同業の味方かもしれないのに、同族嫌悪とは言わないが自分を見ているようで何だか居た堪れない気持ちになった。


次回に続く!

No.262出会ってしまった市電
場 所愛知県犬山市 明治村2丁目
日 時2016/11/23
備 考博物館明治村
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