ありがとう尾道駅 また「ただいま」と言えるその日まで - 雑記

ありがとう尾道駅 また「ただいま」と言えるその日まで

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→ 尾道駅舎感謝イベント「ありがとう尾道駅舎」の開催について

本日2017年5月15日、1891(明治24)年の完成以降増改築を繰り返しながら125年間地元の人たちに愛され続けた尾道駅舎が営業を終える。


125年間変わらなかったものが外部(観光客)の力によって変えられるというのはどういう気持ちになるのだろうか。
私とて外部の人間なのでこれに関してどうこう言えた立場ではないのは承知しているが、毎年訪れては見上げ、写真を撮っていた街の玄関口・シンボルが消えてしまうというのはとても悲しく辛い気持ちになる。

仏教の教えには「無常」というものがある。万物は生滅流転し不変のものなどないという意味だ。
私だっていつか死ぬし、アイドルだっていつか死ぬし殺したいほど憎い奴だっていつかは死ぬ。お色直しされたD-26だって何時までもつかはわからない。

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あれほど怖えー怖えー言い続けながら毎回撮ってた猫のペアシートだって

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今年4月に確認した時には跡形もなく解体されており、残っていたのは木材と散った桜の花びら。無くなってしまった思い出を写真に撮りながら一人悲しみに暮れていた。

いつかその日は来るのだからと解ってはいてもどこか耐えられない自分がいる。実に我儘な生き物である。
私は撮影というものを記録写真として割り切って撮影しているが、それが「思い出写真」に昇格する時、それは大抵「滅」が働いた時である。

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そして最後の撮影は4月7日、8日の2日間。最後の姿を焼き付けるために両日設けたのだが、生憎両日霧時々雨という天気であった。

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最初は最悪の気分だったが、8日に尾道渡船に乗った時に会話した地元の人曰く「昼時まで霧が続くのはちょっと珍しい」とのことだったので、最後は珍しい光景ということで無理やり納得することにした。


今の気持ちにピッタリの曲が6月に発売される。



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大事な贈り物を、そして暖かな思い出をくれたこの尾道駅には感謝しかない。
何度となく「また会える日まで」を約束したこの改札とも一旦お別れとなる。

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新駅舎完成は2018年夏。
尾道に帰省した人たちが「ただいま」と言える玄関があるかどうか、部外者と言えど尾道に魅入られた一人の人間として静かに見守っていきたいと思う。
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