【第247話】島根県 石見川本駅~コインレストランかわもと - 最新ネタ

【第247話】島根県 石見川本駅~コインレストランかわもと

247v.jpg

【第247話】ノスタルジックナンバー
前回の続き。
石見川本のランチをパスしてまで食べたかったものとは……?


石見川本駅

ということで石見川本。
駅前では「どうするか、どこで昼飯を食べようか」的なグループ会話が至る所で見られた。
では私も朝から何も食べてないしどこか食堂で飯を……という訳にはいかない。
ここで食べると後で控えているものが食べられなくなる上にお目当ての品が手に入らなくなる。
石見川本に金を落とせないのは申し訳ないが、ここは心を鬼にして先ずは自らの目的を果たす。

ということで、ここから約4km1時間の歩鉄の始まりである。さ~路地裏見聞録らしい展開になってきたぞ~(爆)。
男は自販機で買った清涼飲料水をがぶ飲みしグーグルマップで経路を再確認。
幾ら沿線一本道と雖も、気象条件や上り道があるだけで到着時刻は変わってくる。現にこの日は最高気温が25℃一歩手前だった。
石見川本着が1209、因原に列車が来るのが1349、時間は1時間40分。
道中の写真を撮りつつ余裕を持って列車を待ちたい気分もあったので、少し早足での移動が必要だ。その1時間40分が「も」なのか「しか」なのかはこれからの行動次第である。

「うっし」と一言。賑やかな駅前に別れを告げ、一人石見川本を南下する。

川本町

駅から南に徒歩5分、早くも崩れた民家と遭遇。
ストリートビューではまだ存命していたところを見ると、どうやら最近こうなってしまったようだ。

川本町

傍には踏切とトンネル。出口の見えるトンネルを見ると線路を歩いてショートカットしたくなるが我慢である。

川本町

道中、モルタルを吹き付けた斜面に祠を見つけたので拝んでおいた。

祠には地蔵菩薩が収められており、これは原始宗教の一つである古神道(自然崇拝)に由来する信仰である。
祠には道祖神が祀られてことが多いがこれには理由がある。
道路の交わる場所、これを「辻」言うが(文字の成り立ちからもそのままである)、この辻は言い換えれば他の集落と接する場所でもあり禍が起きる場所でもある(現代で言うところの交通事故も一例である)。
その辻で災害・疾病をもたらす悪霊を防ぐ「辻神」と地蔵菩薩信仰が神仏習合し現在の姿になったのである。

一方、自然崇拝による禍と言えば自然災害である。
モルタルから見て恐らく昔ここで土砂崩れがあったのだろう。ここに祠を建立することで禍から逃れるとともに、災害の起きやすい場所として後世に伝えていく意味合いもあったと思われる。

川本町

なんて大雑把な……
歩くべき道は広島方面。江津目指して南下しているはずなのに何だか不安になってくる(苦)。

川本町

再び三江線を跨ぐ。
果てしない(そうでもない)歩き旅をする時は視界に見える目標物をチェックポイントにして其れを目指して歩くようにしているのだが、今見えている景色は只管山々に挟まれた江の川であり「あの山を越えれば……」的な発想になってくる。

三次で予想以上に歩いたこと落ち着いた気分で楽しむ余地のない満員列車、そしてこの季節外れの高温で10月の下旬に差し掛かろうとしているのにもかかわらず全身汗だくで体力を予想以上に消費し、2時間以上歩いているような感覚に囚われた。
亦、横を通過していく車の運転手と目の合わなかったことがなかったので、それならいっそ「どうしたんだ」と声をかけてほしい気持ちになった(爆)。

川本町

しかし立ち止まるわけにもいかない(重要)。
ここはキハ120が撮りやすそうだなあとか考えながら一歩一歩南下していく。

川本町

漸く石見川本と因原の中間まで歩いたか、因原という大きくもあやふやなゴールに無意識になりつつあったが突如視界に現れたバス停に意識を取り戻す。
これは……時間が合えば……セコ技を……

川本町

見なかったことにしよう(爆)。

パトロール中のパトカーにすらスルーされる状況で「私の体力は因原までもつのでしょうか、この道で本当に合っているのでしょうか」と心の中で自問自答しつつ歩いていく。
すると只管歩いた県道291号の終点が見えてきた。

因原
▲左がインフォメーションセンターかわもと。右はポプラである。

感動した。
余に感動したので変な笑いが出た。おかげで写真が雑である(爆)。

今日宿泊する江津のホテルはホテルからコンビニまで徒歩15分かかると聞いており、疲れた体で夜中に知らない街を外出したくなかったので先ずこのポプラで食料調達をする。

ポプラにはせんじ肉置いてあるからつまみに買おう、ライフガードも当然やな!
序でに島根っぽいものも買ってホテルで食べよう!


そんなことを思いつつポプラ因原店に入店。



いつもと違う……何かが違う……
視界に飛び込んできたのは災害にでもあったのかと思うぐらいにスッカラカンな商品棚。
おい、何だか嫌な予感がするぞ。その答えは張り紙に書かれていた。


平素よりポプラ川本因原店をご利用頂き誠にありがとうございます。
誠に勝手ながら、当店は2016年10月20日午前9時をもちまして改装の為、一時休業させて頂きます。
お客様にはご迷惑をお掛けしますが何卒ご理解の程、宜しくお願い致します。
2016年11月25日に、「ローソン・ポプラ川本因原店」としてオープンする予定ですので、今後も当店をご愛顧くださいますようお願い申し上げます。





なんだっそら、耐えられない。
要は「改装閉店するから入れてもしゃーない、在庫で我慢せえ」ということである。
しかし買いたいものすらない。これはまずい。

しかし奥の手、コインレストランで食料調達を思いつく。
というかこれから先鹿賀と宇都井しか下車できないのでそれしか手段が残されていない。

続いては鉄道駅より栄えている道の駅だ。

インフォメーションセンターかわもと

しまねsuper大使の鷹の爪。
鷹の爪は鳥取応援Tシャツと対になる島根応援Tシャツのデザインにも採用されているのでもしかしてここにあるのではないかと少し期待したが残念ながらなかった。
その他にも土産となる候補を物色したが、まだ1日目でこの先出雲、神戸と続いていくので大きいもの、日持ちのしないものを買うことは避けたかったので希少価値が高く、ネットショップにも入荷されないえごまふりかけ

因原

お目当ての記念きっぷを購入した(嬉)。
たった180円の記念きっぷの為だけに石見川本から1時間歩いてきたのである。
これが路地裏見聞録の真髄であると言えよう(爆)。

※ここで1230石見川本発1237インフォメーションセンター着の路線バス(200円)があるという衝撃の事実を知る(苦)。
なんだっそら、耐えられない……とも思ったが、歩鉄をすることで鉄道のありがたみを再確認することができたしなにはともあれ辿り着くことはできたので、いい思い出としてポジティブに考えることにした。

それよりも事前準備をしっかりしなければ気が済まない人間が何故このバスだけ見逃したのか、未だに不思議で仕方ない。
しかも編集してて気付いたが、最初の石見川本駅の写真でガッツリバス停が写っていた(爆)。

因原

後は駅で列車待つだけ……と思っていたら三江線の踏切で足止めを食らう珍事が発生。1153浜田発浜原行。
三次でフラれた始発浜田行きが折り返してきたのだ。こいつが行ったということは石見川本で列車交換があるのでもうすぐ列車が来るということである。

因原駅

斯くて、漸く因原駅に到着。1934年の開業以来の木造駅舎が残る味のある駅である。
中も撮影したかったが地元住民の集会場と化しており邪魔になると思ったのでさっさとホームへ行くことにした。

因原駅

昔はふれあいSUN-INとの離合が見られる駅であったが、1999年3月に行き違い設備が撤去され向かいのホームは今は草茂る廃ホームと化している。
数年後三江線自体がこのようなことになってしまうと思うと悔しさと共に寂しさを感じずにはいられない。

キハ120

暫くして定刻通り先程のキハ120が入線。
乗りこむと鉄オタから「なんでこの人ここから乗ってんだ……?」という視線を一挙に集めたのは言うまでもない(苦)。

キハ120

因原からひと駅、鹿賀駅で降りる。
今度は「なんでこの人ここで降りてんだ……?」という視線を一挙に集めた(再苦)。

鹿賀駅

列車がいなくなり静かになった鹿賀駅。
装備を整え「よし」とひと息。

鹿賀大橋

鹿賀大橋を渡り江の川を越えて向かう先は……

コインレストランかわもと

アレである。

コインレストランかわもと

コインレストランかわもと。
このあたりにはコンビニ商店がないので非常に重宝するオートレストランである。

コインレストランかわもと

愈々入店である。
中はオーソドックスな飲料自販機やフード自販機が並ぶ中……

コインレストランかわもと

おぉ……(悦)
念願というよりも、ネットでしか見たことがなかったかわもとの自販機が目の前にあることが衝撃でならない。随分と遠くまで来てもうたな……。
うどん自販機を取り上げるのは石田鶏卵(【第106話】我が家のうどん神さま。)、ドライブインダルマ(【第160話】ドライブインの台所事情)コインレストランコウラン(【第204話】いただきじはんきめしS)に続き4件目となる。
前の3件もうどん自販機がメインでありそれを目標とした旅となったが、今回も三江線、宇都井駅、道の駅記念きっぷと色々やりたいことがあったとはいえ一番の目的はこの自販機であり、三江線乗り鉄を考える上でこの自販機の最寄り駅である鹿賀を軸に考えていた。

コインレストランかわもと

ラーメンとかしわうどんがあったがここはうどん野郎としても全国でも唯一のかしわうどんを頂かねばならない。
具は蒲鉾、かしわ、ネギ。そして底にとろろ昆布が入っており、このとろろ昆布が味に深みを増す。
朝から何も食べていなかったので空き腹に染みる。ひと口ひと口味を噛み締めるというよりは無言で只管啜った。

食べ終わり、右手に目の前を流れる江の川と左手に立ち並ぶ自販機群を交互にボーッと見ていると唐突に夜飯の問題を思い出したので他の自販機も物色することにした。

コインレストランかわもと

なんだか年寄り向けの菓子も多いが(爆)、特筆すべきはロミーナの存在である。
ロミーナは豊岡のおかき会社「げんぶ堂」が作った煎餅に塩をまぶしただけのドシンプル菓子である。
山陰では人気の菓子であるが、東海地方には卸されておらず存在を知らない県民も多い。畿内でも若しかしたら場所によっては見る機会は少ないかもしれない。

コインレストランかわもと

なんとカップヌードルカレーのパッケージが発売当初のままである。
レア度はうどん自販機並みに高いかもしれない。

コインレストランかわもと

最初はカップ麺にしようと思ったがこれからの食事で麺類が続くことを考えると避けたい選択肢だったしホットスナック系は10月と雖も江津に行くまでの痛みが心配だったので結局長持ちするパンとオレオしか買えなかった(爆)。
その代わりにここで沢山食べることで夜飯をパスし、パンを朝飯に回すことにしよう。

コインレストランかわもと

思えば自販機があるだけの場所に90分は入り浸り、色々と飲み食いしたので2000円ぐらい使っていた。
目まぐるしい時代の流れの中消えることのない昭和の灯。コインレストランかわもとには末長く頑張ってもらいたいものである。


次回に続く!




参考にどうぞ



No.247ノスタルジックナンバー
場 所島根県 石見川本駅~コインレストランかわもと
日 時2016/10/18晴/曇
備 考道の駅インフォメーションセンターかわもと
コインレストランかわもと
引 用ガーリッシュ ナンバー1<ガーリッシュ ナンバー> (電撃コミックスNEXT)
ガーリッシュ ナンバー1<ガーリッシュ ナンバー> (電撃コミックスNEXT)
関連記事
スポンサーサイト

0 Comments

Leave a comment