【第246話】広島県 三次駅~島根県 石見川本駅 - 最新ネタ

【第246話】広島県 三次駅~島根県 石見川本駅



【第246話】Deserted;Line -デザーテッド・ライン-
前回の続き。タッチの差で逃げられた三江線に愈々乗車。
「平日だから大丈夫やろ……」とか思っていたら大変な目に遭う。



三次駅

三次駅に戻ってきた。

三次駅

浜原始発のキハ120車内は地元の利用客ばかりで其れなりに席は埋まっていた。
人口減少・過疎化・高齢化が進む現在も一定数の学生利用があることを忘れてはならない。

三次駅

この時点で0735……まだ約2時間もある(爆)。
最初は三次のSL等適当に散策するべきかと思ったが、これから時間単位で路線を歩く路地裏見聞録お決まりの苦行が待っていることを考えるとここは体力を温存したほうが良いと考えた。
亦、私が大人しくしていればカメラもその内勝手に直るのではないかというオカルトを淡くも期待していた(爆)。
普段は過激な生き様を晒しているが、電子機器に対しては「電子機器の調子が悪い?叩けば直る!」の如き過激派ではなく「ほっとけば直る」の穏健派である(穏)。

三次駅

しかしレア編成が来てしまうとカメラをしまう訳にはいかない(苦)。
こちらは芸備線広島0542始発のキハ120。
三次までは2両だが、三次で切り離しを行い府中行きと備後庄原行きに変わる面白いヤツである。
ただ、名鉄の早朝の運用に慣れていると流石に温く感じる。
名鉄岐阜発犬山経由吉良吉田行き急行という超ゲテモノ運用を筆頭に可笑しな運用が早朝に続出しているからだ。

三次駅

車内を観察してみると手前備後庄原行きがガラガラだったのに対して奥の府中行きは学生列車と化していた。
広島の高校については詳しく知らないが府中行きに固まっているところを見ると塩町の向こう側、吉舎の日彰館高校だろうか。

三次駅

一方こちら3番線の向こう側の留置線には三次0807発のみよしライナーが留置されている。

三次駅

三江線の車両はそれよりも奥にひっそりと留置される。
何だか昨今の三江線の立ち位置を見ているようである。

三次駅

1番線にやってきた。
これから発車する列車は先程切り離されとり残された備後庄原行きと留置されているみよしライナーである。

三次駅

7時台だというのにガラガラのキハ120。お隣がお隣なだけに何だか不安になってくるが、塩町辺りで客が増える、亦はこの時間帯は庄原からの通勤客ばかりであることを祈る。

三次駅

備後庄原行きが発車した後に入線してきたのはみよしライナー。

三次駅

……何だか浜田車よりボロい(爆)。
キハ120-300がまだ21~23歳であること、J西が本線の227にご執心であることを考えるとキハ120はまだ最低でも10年は生きる。
その前にキハ40・47をどうするつもりなのかがぜんてい問題だが、廃車が迫ってきた時ここにキハ127をモデルにした新車が入るのかどうか気になるところである。

目ぼしいものは一通り撮ったので一旦改札を出ることにする。

三次駅

時間は0810。早くも大半が午後の時刻表である(驚)。
どうしようもないので改札口のベンチに座りパンフレットやチラシを見たり「若し始発に間に合っていたら今頃どのあたりであっただろうか」と妄想したりして時間を潰す。

ただ、妄想をしているとやはりタッチの差で間に合わなかったことの悔しさが再燃する。正に後ろ髪を引かれる思いである。
立ったり座ったり辺りを見回したりため息をついたり傍から見れば不審者極まりない状態ではあったが、何とかそうして時間を潰した。待っていればいつかはやってくるのだ。

三次駅

9時になったので再度入場し今度は老体コンデジで撮影する。
2番線に停車しているのは三次0903発広島行きキハ47+2。出来ればキハ40 2079(残り少ない広島色)に期待したかったがそうはうまくはいかないものである。

三次駅

これからの旅はキハ120の独壇場である。
今日はもう会えないだろう、後悔のないよう趣向を凝らした構図で撮っておく。

三次駅

3番線には先程の備後庄原行きが折り返しで帰ってきた。
これから3番線に三江線の車両が入ってくるので留置線に行くことになるが、

三次駅

幕が備後落合になっていた。魅惑の行き先である(悦)。

それから20分後の0921、遂に目的の列車が来てしまった。

三次駅

江津0600始発三次行きのキハ120が2両で入線。愈々覚悟を決めなければならない。

三次駅

2両目、江津側は神楽をテーマにしたラッピングが施された「神楽号」である。

神楽はその昔江の川沿いに島根から広島に伝播した歴史があり、JR三江線沿線には大元神楽、阿須那系石見神楽、高宮系神楽、備後系神楽等多様な神楽が存在しており、奇しくも三江線は神楽が伝播したルートと重なり合う歴史と伝統の路といえます。
三江線神楽三昧



信木駅

案の定車内は2両とも立ち客が出るほどだった。
見た感じ7割方石見川本で仕方なく金を落とすだけの鉄オタのようだ。
息子にビデオカメラを渡して前面展望動画を撮らせ自分は車で回り込んで写真を撮るだけという見てるだけでイラつく鉄オタもおったが、車内で客の迷惑を顧みず宴会を始める爺がいないだけまだマシであったように思う。

亦、作木口まで列車に乗りそこからバスにどこかに向かう老人グループもいた。
途中「昔はね~」と昔話が聞こえてきたのでどうやら三江線に馴染みのある人たちの思い出ぶらり旅だったのではないかと思われる。

列車は車体や窓を草木に擦りつけながら石見川本へと進んでいく。時たま聞こえる「ガサッ」「バキッ」という音が何ともダイナミックであった。

宇津井

列車は宇都井駅に到着。
三次始発に間に合っていれば7時にはここで下車し1時間程度撮影に興じ、その後三江線屈指の秘境駅長谷駅で下車、船佐駅まで歩鉄の予定であったが、御覧の通りだったので車内から撮るしかない。
というのも始発にライドオン出来なかった今回の場合も17時頃にはこの宇都井駅まで戻ってくる予定なのだが、滞在時間が25分な上に日没後になってしまうのでなんとしてもここで明るい写真を撮っておく必要があった。

ただ今思えば遅れて正解だったと思う。
長谷から船佐まで40分休憩なしで歩き続けた結果この満員列車に乗ることになっていたと思うとそれこそなんだっそら、耐えられない事案である。
長谷に行けなかったことは非常に残念ではあるが、プラス思考で考えることにする。

さて、島根に入り赤褐色の特徴的な屋根瓦が散見されるようになってきた。
これは石州瓦と言い、石見地方の江津市都野津地区を中心に生産されている瓦である。
石州瓦は焼成温度が1300℃以上で他の瓦よりも高温で焼かれ、固くて丈夫で水を通さず寒さに強い瓦となるため日本海側の豪雪地帯で古くから使われている。

亦、瓦と言えば愛知県にも高浜市にも三州瓦という有名な瓦があるが、これと淡路島の南あわじを中心に生産される淡路瓦を合わせて日本三大瓦と言われている。

江の川

列車は宇都井を発ち中国地方最大の川江の川に沿って石見川本を目指す。
鉄道が敷設される前は川の道として発達しており河に沿って集落や施設ができたため、一度洪水が起こると災害が発生しやすい場所でもある。

石見簗瀬駅

石見簗瀬駅。この駅もスタートダッシュに成功していたら降りる予定の駅だった。
この駅はその木造駅舎の好さもさることながら、三江線発展の名残を随所に見ることができ、昭和15年製の便所も現存している。



石見川本駅

列車は終点、石見川本駅へ。
駅に着くと川本町商工会の人たちが駅徒歩5分で食べられるランチを宣伝しており、改札で地図を配っていた。

石見川本駅

尚、この石見川本駅に駅ノートはない隣接している新栄寿司にはファンクラブノートがあるらしく、三江線を題材にした漫画「三江線クルーズ」も新栄寿司で委託販売されている。

それにしても好い天気で良かった……が、暑いぐらいである(爆)。

しまねっこ

島根県観光キャラクターしまねっこ。
第204話で出雲市駅の手前まで行ったがあの時は自販機飯を食べてとんぼ返りだったが、今回の旅はガッツリ島根である。
これから何度も見ることになるであろうキャラクターを写真に収め「よし」とひと息、因原を目指して歩きだした。


次回へ続く!

No.246Deserted;Line -デザーテッド・ライン-
場 所広島県 三次駅~島根県 石見川本駅
日 時2016/10/18晴/曇
備 考石見川本鉄道研究会
ぶらり三江線WEB
引 用オカルティック・ナイン 1(完全生産限定版) [Blu-ray]
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5 Comments

よっち  

こんにちは

夜行バス広島ドリーム名古屋号を調べていたらたどり着きました。
自分も、名古屋から夜行バスで三次に行き、
三江線(三次9:57発)に乗車する予定です。
18きっぷや乗り放題パスの期間は混雑しているようですね。
5年前の3月に三江線に乗車した時は、乗客3人のみでした。
18きっぷの期間なのに。
運転士さんもいい人で、石見川本では長い停車中、車両解放してくれました。
このブログ記事は大変参考になりました。

18きっぷ期間が混雑しているのなら、
他の期間に普通切符で行こうか悩んでいます。


質問ですが、
夜行バスは通路側にもカーテンありましたか?

2017/01/03 (Tue) 21:41 | EDIT | REPLY |   

しらたき  

To よっちさん

初めましてこんばんは、参考になったのならば書いた甲斐がありました。ありがとうございます。
秋の乗り放題の時期でも人が多かったので18きっぷ期間だと更に多くなるでしょうね……特にアクセスし易い0957三次ならば尚更……

普通切符だと三江線に金が落ちて且つきっぷシーズンよりは(これからどうなるか予測がつかないのでこういう書き方になってしまいます、すみません)ゆったりとした旅ができるかもしれませんね。

夜行バスですが、広島ドリームは現在JR東海のハイデッカーとJR中国の二階建てバスの二つが走っています。
JR東海の新型にはA席右側、B席(通路)右側、C席左側と全てにカーテンがありますが、JR中国の二階建てにはカーテンがありませんのでご注意ください。

乗客が多く車内の写真は撮れなかったので車内の様子は公式pdf(http://admin.jrtbinm.co.jp/mt-site/topics/%E5%BA%83%E5%B3%B6%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%A0%E5%90%8D%E5%8F%A4%E5%B1%8B%E5%8F%B7.pdf)でご確認ください。
(2017年の運用はよくわかりません。お力になれずすみません……)

2017/01/04 (Wed) 01:06 | EDIT | REPLY |   

よっち  

お調べいただきありがとうございます。
やはりカーテンがないと落ち着かないので、
JR東海バスの運用の時を狙おうかと思います。

フリーキップのシーズン中は、ゆったりできそうにないですね。
名古屋からですと「たびきっぷ」がありますので、
たびきっぷ(四国)で、四国に行くときに、
途中、1日抜け出して、三江線往復する手もあります。

今からじっくりと考えてみます。
ありがとうございました。

2017/01/05 (Thu) 01:07 | EDIT | REPLY |   

よっち  

他の訪問客がこのコメントを見たときのために書き込ませてください。
具体的に、夜行バスを調べていて、
JR東海バスに運行車両について問い合わせをしたら、
現在、「通路側にカーテンがある車両では運行していない」そうです。
どうやらハイデッカー車両に切り替わった時は、
プライベートシート搭載車両(通路側カーテン有り)で運行しており、
予約サイトのHPでも、そのような案内でした。
しかし、現在は、スタンダードシート(通路側カーテンなし)で運行しており、
予約サイトのシートの種類の表記は当時のままだったそうで、
早速 修正したとの連絡がありました。

2017/01/06 (Fri) 11:03 | EDIT | REPLY |   

しらたき  

To よっちさん

ありがとうございます。
まあ「カーテンほしけりゃ窓側取れ」ってことですね。
最近は大分標準装備になってきましたがまだまだあるだけありがたい話です。

2017/01/06 (Fri) 23:26 | EDIT | REPLY |   

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