【第53話】愛知県新城市 湯谷温泉駅~愛知県民の森 - 愛知

【第53話】愛知県新城市 湯谷温泉駅~愛知県民の森

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【第53話】水落ちいろは
5月のちょっと暑くなってきた頃の話。
ふと滝を見たくなってしまったので大冒険にならない程度の滝は無いかと探してみると……


ネットには有象無象のブログが沢山転がっているものだが(このブログも同じようなもんである)、その一つのものに情熱を懸けた個人サイトには有益な情報が沢山載っている。

歴戦を戦い抜いた先人は「滝を見に行きたくなったが【第23話】山奥の滝見ヨーネのような苦労はしたくない。手軽な滝はないか」というクソ生意気な我儘にも「よくこのサイトに辿り着かれましたね。こんな滝がありますよ。是非行ってみてください」と聖人君子のような回答が返ってくる。人格否定から入ってくる某知恵袋とは比べるのも烏滸がましい話である。

ということで先人に教えてもらった駅から近い滝を見に行くことにした。

伊那路

伊那路で(爆)。
平日の特段催し物もない伊那路はガラガラもガラガラ、「なんで普通電車使わんの」レベルの話だが普通電車に慣れてしまったが故、こうでもしないと乗る機会がないので利用させてもらった。
見聞録的にはレギュレーション違反一歩手前である(爆)。

湯谷温泉駅

降りた駅は湯谷温泉駅。見聞録で来るのはあの悲惨な花見ダッシュ(【第2没】ひとひら、ひらひら)以来だから5年ぶりか。
温泉に入りに来たわけでもないのに温泉駅。変わり者もいいとこである。

宇連川

駅から南へ徒歩5分、先ず最初の滝、湯谷の大滝が見えてくる。
大滝と名があるが滝というよりは段差に水が流れていると言ったほうが良い。
川の中央に水路のように滝ができているのは「木材を筏に組んで流す時に気が傷まないように掘り割ったから」とのことである。

宇連川

撮った場所はこの赤い橋付近。
こんなのを見てしまうともう冒険気分で適当なBGMが脳内を駆け巡る。要はハイテンションである。

宇連川

自宅から近い距離でこのような風光明媚な場所に来られるのは嬉しい。紅葉の時期はさぞ綺麗なのだろう。

ささやきの小径

橋を渡り切ると左手に「ささやきの小径」なる幅の狭い散策路があるのでそちらを歩いていく。
途端に川が近くなりクモの巣もあるので注意が必要である。

脳内BGMもかかりっぱなし。



ささやきの小径

冒険心を擽られる素晴らしい小径である。

ささやきの小径

無名滝を眺める。
ゲームだと「アイテムがないから今は進めないがこの先にレアな敵か宝箱が置いてある」のが常である(爆)。

ささやきの小径

駅から徒歩10分程度で「岩の合間を縫って歩く」という冒険もできる。素晴らしいと言うしかない。

ささやきの小径

ささやきの小径からだと大滝もかなり近付くことができる。望遠でも用意すれば迫力ある画も撮れそうだ。


遮断機のない踏切

続いて湯谷温泉駅から北へ歩きホテル泉山閣向かいにある遮断機のない踏切を渡って山の中へ入って行く。

乙女沢不動滝への道

「本当にこんなところに滝があるのか?」

思わず独り言を呟く。
これは「情報提供サイトを信頼していない」からではない。
「自分が若しかしたら道を間違えてしまったのではないか」という不安からである。
不安になったら戻ればいいのだが、情報は不正確な時がある。
「若しかしたらもうちょっと歩けば……後悔したくないなあ」という気持ちが重なりどんどん奥地に入って行く。
探究心からなのか、心の底なし沼は本当に悪魔である。

乙女沢不動滝への道

愈々人の気配がしなくなってきた。寧ろこんな平日に向かい側から人が歩いて来たら思わず隠れてしまうかもしれない。
虫やオバケより人間のほうが怖いと思うことはよくある。

それから数分後……

乙女沢不動滝

「おぉ……」
歩いた道が正しかった安堵感なのか遂に目的の滝に辿り着いた感動なのかよく解らないが思わず声が漏れた。
これが乙女沢荒沢不動滝である。

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写真を撮りながら暫しの休憩をとる。
写真を撮りながら「こんな滝、滝オタでもなければ知らんやろ……」と思っていたら看板にさわやかウォーキングの紙が巻いてあった。
ということは一定数の人は知っているということ。若干肩すかしを食らう(爆)。

それにしてもコンデジしか持ち合わせていないので撮れる写真は逆光・白飛び・滝の表現が雑の三重苦。
思えばこの辺りから真剣にフィルターについて考え始めたような気がする。

遮断機のない踏切

目的は達成した。来た道を戻る。
ここからは徒歩で北上し三河槇原を目指すことにした。

宇連川

線路と宇連川に挟まれた県道439号。
絶えず聞こえてくる川のせせらぎが耳に心地よい。

線路のある風景

線路と共に人の生活がある。
あの山は何て名前の山だろう……などと考える余裕も出てきて面白くなってきた。

線路のある風景

通るなと言われてもそこが近道だから通る。それがここのルール。
よく見ると看板から危険の文字だけが消えている(爆)。

新城市

川のすぐそばまで下りることができる場所もあった。
そんなことはないとわかっていても「若しいきなり水位が1mぐらい上がってきたらどうしよう」と考える。
水に対しては常に警戒心を持たねばちょっとしたことで命を落とす。

線路のある風景

県道に戻り線路沿いを歩く。
このあたり一帯は本長篠の豪商・望月喜平治が資材を投じて道路を建設したことから「望月街道」と呼ばれている。

線路がとても近く、ここで写真を撮ったらいい画になるだろうなと思っていたら、

→ 飯田線で徒歩鉄 湯谷温泉~三河槇原 ( 鉄道、列車 ) - 徒歩鉄はつらいよ(ブログ)

案の定撮っている人がいた。
撮影者のウデがいいとどんな道も素晴らしい被写体となる好例である。

宇連川

長年の歳月をかけてできたポットホールらしき穴。

線路のある風景

鉄オタなら必ず撮ってしまう板敷川アングル(爆)。あまりにも有名な撮影地である。

トンネル

三河槇原に近付くと見えてくる貴重な手掘りトンネル「槇原トンネル」。
現在はモルタルを吹き付け補強してある。このトンネルも望月喜平治によって掘削されたものである。

「望月街道・槇原トンネル」
望月街道の中でも、湯谷~槇原間は断崖絶壁が続くために、工事は難航しました。
とくに、槇原トンネルの掘削工事には大変な時間を要しました。
流紋岩は堅く、当時としては高価な火薬を使用し、やっと完成しました。
完成当時は、馬と人がやっと通れるほどの高さと幅でしたが、交通の発達とともに、現在の幅と高さに拡大されました。



鉄橋

三河槙原駅は一旦スルーしそのまま愛知県民の森へと向かう。
あの花見(【第2没】ひとひら、ひらひら)以来5年ぶりの愛知県民の森、懐かしいものがある。

愛知県民の森

バリバリノキはどこだったかなーなどと辺りを見回しながら森に入って行くとなにやら管理棟のほうからガヤガヤと声が聞こえる。
嫌な予感がしたのでこっそり木陰から覗いてみると広場で小学生だか中学生だかの集団が体育座りをして点呼をとっているではないか。

どうやら山の学習とかち合ってしまったらしい。これでは歩き回りづらい(苦)。
仕方ないのでその辺の川辺で写真を撮って満足するしかない。

三河槇原駅

時間を調整して三河槙原駅に戻ってきた。
長閑過ぎる天気と風景、そして無事に終えた安堵と疲れでベンチに座った途端に眠ってしまいそうになった。



No.053水落ちいろは
場 所愛知県新城市 湯谷温泉駅~愛知県民の森
日 時2012/05/16
備 考湯谷温泉発展会
引 用花咲くいろは 松前緒花 (1/8スケール PVC塗装済完成品)
花咲くいろは 松前緒花 (1/8スケール PVC塗装済完成品)
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