【第239話】愛知県西尾市~蒲郡市 - 最新ネタ

【第239話】愛知県西尾市~蒲郡市

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【第239話】このうどんには問題がある!
6月に入った。6月と言えば紫陽花であり西尾蒲郡がとても華やかになる。
見聞録としても2年ぶりに3回目の形原あじさいの里に行くことになったのだが、先ずは蒲郡の宝をサルベージ。


6月10日。西から続々と梅雨入りし天気予報にはくもりや雨が並び、撮影にはやや不向きな季節となってきた。
とは言え、紫陽花を逃すわけにはいかない。
乗って残そう蒲郡線を自ら提唱し「今年は紫陽花を撮りに行く」と言ってしまった以上、やらねばならない。

よっしゃ行ったろ、序でに西尾でネタを拾おうということで蒲郡線に乗り継ぐ前に一度西尾駅で下車した。



西尾駅

なんじゃこの天気は。
雲ひとつない快晴に加え、この日は気温が30℃を超えるという。なんだっそら、耐えられない。
天照大神は加減というものを知らないのか。晴らしてやったんだから文句言うなと言われればそれまでだが城崎同様、あまりにも極端すぎる(爆)。

ま、晴れる分には構わない。40℃に届きそうな快晴だけは勘弁だが。

西尾駅

西尾の観光案内所にやってきた。西尾駅改札を通った正面にあるのでわかりやすい。

ニシオノ

ここに来た理由はこのチラシを貰うためである。
今年の形原あじさいの里のポスターがどんなものになったのかと期待していたらあまりにノーマルなポスターデザインに収まってしまい心底がっかりしたので、これはどうしたものかと思っていたら西尾観光協会が助け船を出してきたので助かった。


貰う時に観光案内所の職員に「今日はどちらから?」と聞かれたので正直に「知立から来ました」と答えたら「あっ!知立ですか……近いですね……」とやや話を続けづらくなる反応を頂いてしまった(爆)。
宝塚からと答えるべきだったか、時には嘘も必要であることを実感した。いや、これも別に嘘ではないのだが。

兎に角、近場の人間でも観光案内所を利用することがあるというのは職員にとっていい勉強になっただろう(爆)。

※ちなみに刈谷の観光案内所ではかつなりくんグッズが売っている。
何故ひかり関連グッズを出そうという知恵が働かないのかが全く理解できない。刈谷アニメCollectionをやる力があるのならば刈谷市観光協会製作のアニメグッズなど簡単に作れるであろうに。

西尾駅

ということでミッションコンプリートしたので西尾駅ホームへ帰ってきた。
ベンチであじさいまつりのチラシを撮っているときに吉良吉田行きの電車が行ってしまったので、30分待ちである。

丁度吉良吉田から来たのは急行弥富の鉄仮面。
固定クロスであるが、鉄の棺桶・汚物らに比べたら神車両である。
抑々、クロスが来ると列車が混むというのはドア付近に固まりたがる所謂「名古屋乗り」が問題である。名古屋人というのは車に慣れているせいか電車に乗るのがヘタクソなのである。名鉄名古屋駅でドヤ顔かましている場合ではない。

西尾駅

一方新安城方面からは金魚鉢がやってきた。しかしこいつは西尾で折り返して新安城に戻る普通電車。幕がクルクル回っているのがその証拠である。

西尾駅

斯くて二つの車両が並んだ。銀車がいないので目の保養になる。

西尾駅

幕が回っているのを見ると遊んでしまうのはよくあること。昔はLED方向幕なんてなかったのでクルクル回るのをぼーっとみていたものである。
尤も、知立駅では系統板を変える作業を見ることのほうが圧倒的に多かったが。

蒲郡線

その後、吉良吉田行きが来たのでそれに乗り吉良吉田下車後蒲郡線に乗り換える。
蒲郡線は蒲郡駅以外後ろ車両の扉は開かないようになっているので地元住民は大体前の車両に座る。故に後ろは通勤通学時間帯を除き大抵ガラガラである。

蒲郡駅

蒲郡線途中下車は後半にするので今回は蒲郡まで通しで乗る。
奥には新快速313がいた。
蒲郡線の斜陽化は主にレジャーの多様化、モータリゼーションが原因であるが、1989年に投入されたあの新快速もその一因であることは間違いない。

蒲郡駅

名鉄蒲郡から見た景色。海が見えてくると愈々蒲郡という気分になる。

蒲郡駅

蒲郡駅には豊橋駅同様壺屋がある。あの程度の低いうどんを食べると胃が死んでしまうので食べることはしないがポンポコラーメンは気になる。聞いた話では「超普通の何の特徴もないラーメン」らしい。
スガキヤ大好き尾張人の味覚を鵜呑みにすることは大変危険だが(爆)、もし本当にそうであるのならば気が向いた時に食べてみたい。
昨今、えらく飾ったラーメンばかり前に出てきていて一番うまいド直球な中華そばは中々お目にかかれないのである。


さて、ここから友人と合流し蒲郡市観光案内所でがまポンを貰い、三河三谷に向かう。ちょうど快速が来たのでこれに乗って行こう。

豊橋駅

なんだっそら、耐えられない。
電車は三河三谷を通過する快速であった。
時間枠の緩い地元ネタ故「快速なら三河三谷に止まるし乗ってしまおう」とすっかり気を抜いて停車駅の確認を怠ってしまうミスを犯したのである。
毎回綿密な計画表を作っているためここ数年はそういったミスをしなかったのでショックが大きい。

ただその割には、緩いのが幸いし「こういう日もある」「たまにはいい」とすんなりと気持ちを切り替えられた。

三河三谷

ということで三河三谷にやってきた。
というのもここ三河三谷には「関西風のダシにアサリが加わり、絶品の上質ダシが完成しました。」と銘打つガマゴリうどんがあるらしいのである。
その店は花林というのだが……お、あった。看板にも「大阪の味」を前面に出しておりこれなら安心できそうである。

入店後ガマゴリうどんが提供されているのか聞いてみると期間外になってしまったらしい。6月は春ではないのか、そらそうか夏か。
しかし予想はついていた。だからこそ大阪の味を出すこの店にしようと決めていたのだ。それならばと肉うどんを注文。930円もするんだ、さぞどんぶり一杯に牛肉が乗っかって……

花林

……?
ちょっと待て、何かがおかしい。
蒲郡の人間は騙せても宝塚出身の私は騙せないぞ。
ブロック牛すじにこんにゃく……これは肉うどんというよりぼっかけうどんではないか……?

やられた。ガマゴリうどんがなかったことは想定内でいいとしてこれに930円というのは納得ならない。これで味も酷かったらスッパリと切れるのだが味は普通というのがまた腹立つ。
忘れよう。そういうこともある……あるのだ……。

つじや珈琲店

店を後にし、竹島方向へ歩いていく。するとこんな店が。

つじや珈琲店

つじや珈琲店。ねこカフェである。
ただ、ねこカフェと言っても本物の猫がいるわけではなく、招き猫が沢山いる喫茶店である。

つじや珈琲店

中の様子は数少ない三河食べ歩きブロガー、バムセ氏のブログを参照されたい。
【蒲郡】つじや珈琲店

とても気になる喫茶店なのでそのうち見聞録でも利用してみようと思う。

喫茶店を過ぎ橋を渡って左に曲がる。すると見えてくるのが……

ファンタジー館

愛知のキングオブB級蒲郡ファンタジー館である。

ファンタジー館

前回撮ったのが【第37話】愛より赤い海で4年8ヶ月前。
あの時との違いは再オープンをしてしまったということだけである(爆)。
如何にも寂れ昭和に置いていかれてしまったような看板は姿を消し、「貝と石のテーマパーク」と子供が喜びそうなワードを並べる。
悲しきかな、とまりんができたことによって2Fにあった海底レストランも姿を消してしまった(爆)。

さて、このファンタジー館にはトンデモないものが売っているので取り敢えず売店に行ってみよう。

それがこれである。

キリンラーメン

碧南名物、キリンラーメンである。

( ^ω^)……
なんだっそら、耐えられない。
何故蒲郡にキリンラーメンが?というのもファンタジー館職員曰く、館長が碧南出身であるためらしい。

基本のキリン(醤油、塩、味噌)から高浜市とのコラボであるとりめし(チキン醤油)や

キリンラーメン

べっぴん(カレースープ、野菜スープ)、アザラシ(ごま醤油)、カピバラ(ゆず風味醤油)、ふぐ(ふぐ刺し醤油、ふぐ鍋みそ)……

キリンラーメン

ペンギン(シーフード)、チンアナゴ(みそ)、カレイ(カレー)、イルカ(塩とんこつ)!
キリンが印刷されたTシャツやどんぶりも売っているぞ!すごい!ファンタジー館のグッズより熱が入っているような気さえする!

ファンタジー館

だがこれから紫陽花を撮るのでそんなに荷物は増やしたくなかった。なのでとりめしとアザラシを1袋、そしてご当地サイダーとキーホルダーを買った。
味はサイダーにみかん香料ではなくマジでミカンジュースに炭酸をいれただけの味なのでサイコーにうまいというわけではなかった(爆)。

竹島

そして来たるは見聞録御馴染の竹島。
思えば見聞録を始める引き金となってしまった第1没から来年で10年となる。
竹島をネタにするのも第1没第3没第12話第37話、第65話、第144話、そして今回の第239話と、数えてみると7回目となった。

竹野浜には到底敵わぬ水質・透明度に磯の香りをとうに超えた磯臭さ、打ち上げられたアオサは景観最悪。
それでも路地裏見聞録はこの三河湾で育った。
もっと言えば見聞録を始める前、直通蒲郡があった時代から私にとって地元の海というのはこの三河湾なのである。

竹島

ということで今回も参拝せずに竹島を反時計回りするやつをやる。最早恒例である。

竹島

竹島は暖地性の植生であり、対岸とは400mしか離れていないにもかかわらず対岸の植物相とは大きく異なるという特異的な環境であるため島全体が天然記念物である。
亦、竹島は全域が八百富神社の境内であり市杵島姫命を祀っている。市杵島姫命は子供の守り神である。

竹島

子供とは縁のない人生を送る私が7回も竹島に足を運んでもうそろそろ市杵島姫命に「またお前か」と呆れられそうだが、近くまで来ておいてスルーするよりはよかろう。

竹島

第12話以来恒例となった定点観測のようなものも忘れない。

竹島

遊歩道を歩いていくと三河大島が見えてくる。
ゴロゴロと転がる岩に海の向こうの島……冒険をしているような気分になってきただろう!

竹島

竹島の南端までやってきた。ここだけ切り取ると何だか鬼ヶ城(第89話)に来たような気分になる(爆)。

竹島

岩の上に立つ石灯籠を撮るのも恒例。奥は三河三谷の温泉街。その昔は廃墟が密集し蒲郡が廃墟都市と呼ばれる所以だったが、今では普通の温泉街である。

これで散策は終了、本土に戻って今話題の竹島水族館を冷やかしつつ次の目的地蒲郡市博物館へと向かう。
今回蒲郡市博物館に行こうと思った理由はこれである。

D51 201

静態保存されたD51 201である。美しい。
毎月第1日曜日の午前中にSL清掃と保全作業(ワックス塗装)を行っているため、今にも走り出しそうなほど状態が良い。

D51 201

足回りの複雑な配管は男のロマンである。

D51 201

銘板もしっかり残されている。
1938年鉄道省浜松工場製造。
グーグルの画像検索ではなかった区名札がひっそりと復活している。
しかし「」と言われても麻雀としか思えないが(爆)、恐らく中央西線完全電化によりなくなったD51 201最後の勤務地、中津川機関区のことであろう。

D51 201

このD51 201はすごいことに自由に運転室に入ることができる。
中はまだワックスの臭いが漂っており清掃したばかりという感じがする。

SL自体は日本各地に保存されているが、無料で自由にさわったり運転席に座ったりできるような場所はそうそうない。
海に面しているにもかかわらずこのように素晴らしい状態で静態保存されているのはまさに蒲郡SLを守る会の尽力の賜物であり、愛情がなければできることではない。これこそ蒲郡の宝と言えよう。

しかしSL以上に我々の心を擽るとんでもないものが後ろにある。それがこの……

オハフ33

旧型客車 オハフ33 2424である。
日本で一番保存状態のいい静態保存車両ではなかろうか。

オハフ33

急 行
Express


素晴らしい。

オハフ33

サボには蒲郡 - 中津川。やはりさっきの「中」は中津川か。

更にこちらも客車内を自由に見学できるので早速入って行こう。

オハフ33

昭和22(1947)年製造。戦後生まれである。

オハフ33

素晴らしい……(惚)

扇風機
扇風機

扇風機も生きている。

オハフ33

化粧室も生きている。

オハフ33
オハフ33
オハフ33

壁にはSLの概要が貼られていた。
クリックで拡大できるので各自読み頭に叩き込むように。

オハフ33

振り返る。状態の良さに言葉が出ない。

オハフ33

状態保存により火災を防ぐため禁煙となったが、窓の下には灰皿も残されている。

オハフ33

席に腰かけ、当時に思いを馳せる。
正直なところ、博物館閉館時間までこの客車で過してもいいとすら思い、この後に控える紫陽花撮影がどうでもよくなりつつあった(爆)。

オハフ33

静かに時間は過ぎていく。だが、あくまで今回は紫陽花がメイン。時間配分は決めている。

オハフ33

最後に学校帰りの学生が向かいに座り談笑する女学生に一目ぼれをする視点で撮ってみた。
客車に揺られそんな青春時代を過ごしたおじいさんもきっといることだろう。

オハフ33

このように素晴らしい宝が三河にも多数点在している。
県外人はテンプレの如く名古屋に行ってなんやようわからもん食ったり、城の形をしたコンクリートビルを見て「よかった!」などとしょうもない旅行をしている場合ではない。宝は自分で探しに行こう。


次回へ続く!

No.239このうどんには問題がある!
場 所愛知県西尾市~蒲郡市
日 時2016/06/10
備 考蒲郡市観光協会「ようこそ蒲郡」【愛知県最大の温泉観光地】
引 用この美術部には問題がある! (1) (電撃コミックスNEXT)
この美術部には問題がある! (1) (電撃コミックスNEXT)

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2 Comments

宿はなし  

ご無沙汰しております。
新しいテンプレート、右側にひんやりしたものを感じますね(笑)。

D51と客車、まさか、三河国にこのような至宝があるとは…思いもよらず…。
たしかに尾張国の鉄筋コンクリート製の城もどきを見物するより、こちらの方が価値があります。

これは近く訪問せねば…と思いつつ…実は形原のあじさい祭りもいけそうにない…なんとも情けない話しですが…。

2016/06/22 (Wed) 09:04 | EDIT | REPLY |   

しらたき  

Re: タイトルなし

サイドバーは夏らしいものにしてみました。
不評なら変えるつもりだったのですがそれらしい声も聞こえてこないのでもう少しの間これでいこうと思います(笑)。

灯台下暗し、よくあることです。
第一日曜に清掃、その後3日はワックスを乾かすため立ち入り禁止になるので行かれる際は一番状態のいい10~20日ぐらいをおすすめします。

2016/06/22 (Wed) 21:47 | EDIT | REPLY |   

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