【第237話】兵庫県豊岡市城崎町 城崎温泉 - 最新ネタ

【第237話】兵庫県豊岡市城崎町 城崎温泉

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【第237話】城崎温泉文句なし
前回の続き。
旅を終え旅行に戻った我々は、夜の帳が下りた温泉街で極上のひと時を味わう。


キハ47

竹野駅に戻ってきた。キハ47首都圏色に乗り城崎温泉へと向かう。

キハ47

海水浴でも蟹でもないオフシーズン、18きっぷのシーズンでもない。おまけこの日は日曜日、車内はガラガラだった。
1駅とはいえ竹野から城崎温泉までは10分かかる。荷物もあったのでガラガラというのはありがたかった。

ガラガラだったのでいつものアングルでボックス席を撮る。勝手に「撮らないと」と意識したあたり、私はボックス席が好きなのだと思う。少なくともオールロングシートにはそのような感情は湧かない。キハ25-1000、お前のことだ。

城崎到着後メインストリートを歩きつつ、あの店はあれが売ってるだのこれがうまいだの友人らに色々教えつつ宿へと向かう。
半年前に来た時と変わった点はあまり見られないように思えた。

つたや

こちらが今夜宿泊する旅館、旅館 つたやである。

向かいに武者小路実篤が宿泊したという創業150年の高級旅館西村屋本館、隣には志賀直哉ゆかりの宿で創業300年の老舗日本旅館三木屋、道を挟んで城崎温泉発祥の湯と共に開業した創業1300年の温泉旅館千年の湯古まんと、とんでもない旅館に囲まれているが、この旅館もそんじょそこらの旅館ではない。
この旅館は京都蛤御門の変により京都からこの但馬国に逃げてきた長州藩士・桂小五郎が潜伏していた宿である。
この城崎の地で潜伏したことで小五郎は会津藩などによる長州藩士の残党狩りから難を逃れることができ、後に明治新政府の開明的政治家木戸孝允として成功を収めるのである。
また、昭和38年には『竜馬が行く』の取材で司馬遼太郎がこの宿に宿泊した。


正直なところ個人的には明治維新など起こらず明治政府のいない世界、つまり江戸幕府のまま現代まで近代化していたら日本はどんな国になっていたのか?ということのほうが気になる。
少なくとも私がこの世で一番憎んでいる国家衰退の原因、東京一極集中は起こらなかっただろう。

あいつらさえいなければ大阪は今もなお人やモノの交流が盛んで栄華を極めていたかもしれないと思うと悔しくてならない。
尤も、大阪が衰退した一番の原因は東国の権力者が大阪の隆盛を恐れて作った稀代の悪法「工場三法」であることは言うまでもないが。

外観を撮影し館内にいざ足を踏み入れると開口一番「○○様ですね?お待ちしておりました」。
ビジネスホテル慣れしている私にとってはこれだけでもいつもと違うことなので若干落ち着かない。
階段を上り部屋へ案内される。3名だったので「8~10畳の部屋だろうな、まあワシらじゃ十分すぎるわな」と思いつつ案内された部屋は……


つたや

なんだっそら、耐えられない(驚)。
なんと案内された部屋は桂小五郎が潜居した部屋「桂の間」であった。
12畳+次の間の部屋。普段格安旅行で狭い部屋に慣れている私が発した第一声は「広ッ」。

「ええんか、ワシらみたいなモンがこないなところ泊まって」と何度か繰り返した後もしかして予約プランを間違えたのではないかと若干不安になったが、5月後半というGW終わりのひと息つくオフシーズンで予約が空いていたのだろうと思うことにし、しまいには「いつもの旅宿からしたら2~2.5倍の宿泊料金かかってんだ、これぐらいたまにはよかろう!」と思うようになった。

人間、謙虚さを忘れると醜い動物になる(爆)。

暫くして仲居さんより一通りの流れを聞いた後、旅館から一番近いまんだら湯でひとっ風呂浴びている間に夕食の用意をしてもらうことにし旅館で貰った湯めぐりフリーパスを使いまんだら湯へ。

つたや

外湯から戻ると夕食の準備がされていた。
おしながきは

一,先付け
一,お吸物
一,炊合せ(季節の物)
一,お造り(三種盛)
一,酢ガニ
一,茶碗蒸し又は蓬うどん(夏季)
一,但馬牛しゃぶしゃぶ
一,天ぷら(海老、野菜など)
一,デザート
一,香物


である。

一日何も食べない旅行、夕飯が自販機メシだった時を考えるとこのような夕食はまずありえない。
というより会席自体見聞録初である。
小食故、食べ過ぎると爆発してしまうので取り敢えず食えるものから食っていくことにした。

尚、蟹を食べると一斉に無口になるのは本当であった(爆)。

夕食後は自由。
私は浴衣茶羽織肩から三脚の出で立ちで夜の城崎を撮影することにした。

城崎

宿から遠いところから順番に撮っていこう。
先ずは城崎温泉駅隣接のさとの湯にある無料足湯から。
かえるの口から出た湯が丁度いい湯加減で足を温める。
塀の向こうは城崎温泉駅ホームなので列車を待つのにはちょうどいい場所である。

城崎

新しく買ったクロスフィルターを試すいいチャンスだと早速取り付けてみたのだが、温泉街には似つかわしくない騒がしさの写真になってしまい、こいつは合わねぇ!と早い段階で諦めた(爆)。

城崎温泉 夜景

人気の外湯、一の湯。この日も人の流れは絶えなかった。
※説明は207話でしているので割愛させていただく。

城崎温泉 夜景

浴衣姿の宿泊客たちが奏でるカランコロンという一定の下駄リズムが通りのそこら中で響いている。
騒がしいということはなく、とても心地よい音である。

城崎温泉 夜景

外湯の帰りだったり土産を物色中だったり旅館では食べられないものをちょいとつまんだり……色々な人がいる。
ただ見ていて平和そうな顔をしていたのはどの人も同じだった。

城崎温泉 夜景

御所の湯。一番人気の外湯。夜になるとより一層落ち着いた雰囲気であった。

城崎温泉 夜景

長椅子に腰かけ人の流れを見つつ一通り撮影していると温泉と一日の疲れでなんだか眠くなってきたので宿に戻ることにした。
なんだかんだ1時間半ぐらいは撮っていた気がする。
この御所の湯は早朝の利用の少ない朝湯で利用させてもらうことにした。

尚、外湯にはそれぞれ一番札というものがある。
当日最初の入湯者に渡される札であるが、ハイシーズンになると人気の外湯では札を求めて1時間待ちをするアホもおるらしい。

こちらとしては別には入ってゆっくり浸かれればそれで良かったので狙うつもりはサラサラなかったのだが……

御所の湯 一番札

次の日、難なくゲットしてしまった(爆)。



次回へ続く!

No.237城崎温泉文句なし
場 所兵庫県豊岡市城崎町 城崎温泉
日 時2016/05/22
備 考城崎温泉観光協会ホームページ
引 用花咲くいろは 3 [Blu-ray]
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