【第37話】愛知県蒲郡市 - 愛知

【第37話】愛知県蒲郡市

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【第37話】愛より赤い海
これからのことを考えて三脚を買った。慣れるためにはとにかく使うことが大事ということで三脚を存分に活用できる近場、蒲郡へ。
この選択が私の人生を変える選択となった。路地裏見聞録第2部最終回。


蒲郡市

この日の蒲郡は快晴、まさに買った三脚を試すのにはちょうどいい天気だった。というか腹立つぐらいいい天気だ。
まずは竹島、路地裏見聞録の始まりへ。ボツとはいえ始まりなのは間違いない。
三脚くんにも路地裏見聞録始まりの風を味わっていただく(爆)。

蒲郡市

この日の竹島周辺はいつもと景色が違っていた。というのもちょうど干潮の時刻だったのだ。
橋を渡らずとも竹島に上陸できそうだし、潮干狩りもできそうだ。尤も、今の時期は潮干狩りの時期ではないのだが。

蒲郡市

こちら竹島から東へ歩いたところにある蒲郡ファンタジー館。
世界各国から集めた5000万個もの貝殻を使って、種類別に貝殻をわけて独創的なセンスのオブジェやレリーフを創作、館長の趣味がよくわからない方向へ向いているやや秘宝館チックな雰囲気がクセになる蒲郡の、いや、愛知のキングオブB級スポットだったが2010年に臨時休業と言う名の閉館。
「約30年もっただけでもすごい」と当時は蒲郡廃墟ワールドノミネート必至と思っていたが2014年、入場料が1000円になってまさかの再開館。正直最初は目を疑った(爆)。
まだ再オープンしてからは行ってないがだいぶ子供向けになったらしい。

旧ファンタジー館時代の記憶はあまりに遠い昔の記憶の為うろ覚えだが「海底レストラン」なのに2階にあったことにツッコミを入れていたことは今でも記憶にある。

蒲郡市

ファンタジー館を後にし東へ。見上げると弘法山の上にでっかい弘法大師像が蒲郡を見下ろしているのでそこに向かうのだ。
三谷温泉交差点を過ぎ「三谷温泉前」と書かれた名鉄バスのバス停を過ぎると左に坂が見えるのでその坂を上っていくとと写真のような階段が出現する。

蒲郡市

階段を上り切ると展望台がありそこから三谷温泉方向に三河湾の景色を楽しむことができる。
近くで見るとアオサが浮き酷い臭いのする三河湾も遠くから見れば綺麗なものである。

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展望台から西に歩くと弘法大師像とラバーズヒルのある広場に到着。ここにも展望台があり望遠鏡も配置されている。
蒲郡市と三河湾を一望。写真中央に見える竹島からここまで歩いてきたことだけでも驚きだが、第1没ではその竹島から写真左に伸びる西浦半島まで6時間かけて歩いたのだからすごい。すごいというかアホである。

そんなアホなことを今日は三脚背負って3時間でやろうというのだ。やっぱりアホである。

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これが蒲郡を見下ろしていた子安弘法大師像、通称"三谷の弘法さん"。鉄筋コンクリート製で台座を含めると全高30mもあり、大師像として東洋一の規模を誇る。
縁起は安産。難産に苦しむ女性を大師秘法の加持祈祷で安産させたことから。そうなると大師像が抱えているのはその難産女性の子供だろうか?

蒲郡市

こちらはラバーズヒル。子安弘法大師像と同じ場所にあるラブラブ青春スポット。安産祈願をして蒲郡の素晴らしい景色を見れば愛も深まるだろう。
普通の人はそれだけ知っていればいい。廃墟マニアが「廃墟になったロープウェーの駅を再利用した廃墟都市蒲郡の涙ぐましい努力」と説明してきても決して耳を傾けないほうがいい()。

蒲郡市

ゲートをくぐり入場。恋人はカメラということにでもしておこう。
柵には思い思いの願いが書かれたハート形のプレートが鍵で所狭しと閉じられいる。「プレートに願いを書いて愛の鍵で固く閉じよう!」という趣旨だそうだがそんなガチガチな人生勘弁してもらいたいものである。
廃墟に鍵をかけていると知ってしまったらカップルはどうするのだろうか。考えるだけでも薄笑いを浮かべてしまう。嫌な奴だ、きっとお前は嫌な奴だ。

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下まで降りたらまた東へ進む。海陽ヨットハーバーを過ぎると大塚海浜緑地が見えてくる。2008年に完成した人工海浜緑地だ。

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ラグーナ蒲郡に隣接していて多目的に使え、蒲郡ではおなじみの潮干狩りや野外ライブが行われたりすることもある。
10月の昼間ということもあって人はまばら。

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気持ちのいい風景である。海が近くにない市に住んでいる者としてはこういった風景は貴重だ。
ここで夕景を撮るといいのが撮れそうな気がする。

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暖かく風の弱い日はここで読書でもいかがだろうか。もしかしたら眠くなってしまうかもしれないが。

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こちらは先端に行くほど湾曲している堤防。ランニングにはちょうどいいかもしれない。
今回はランニングはせずラグーナ蒲郡を通り抜け三河大塚駅へと向かう。これにて蒲郡東部散策終了。


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三河大塚→蒲郡→名鉄蒲郡→形原と乗り継ぎ蒲郡西部編開始。
まずは形原駅から歩いて10分ぐらいの場所にある形原漁港大橋。2003年に完成された橋で「ブルーブリッジ」なんて呼ばれ方もしている。
強風の中渡り鳥(ホシハジロ)が魚群のように列をなしていたが、落陽時刻を考えるとのんびり撮ってる暇はなく向かい風に抗う形で西浦半島を目指す。

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西浦半島の海沿いを早歩きで移動。一人というのもあってか1時間程度で西浦海水浴場が見えた。
第1没で苦難を極めた道が一人だとあっさり行けてしまうと「昔の苦労はなんだったのか」と嘆きたくなる。
ただネット上ではうまく伝わらないと思うが、脚はかなり疲労していて限界が近い。

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予定より早く到着することができたので西浦園地に行く前に遊歩道を歩く。
穏やかな三河湾というイメージとうって変わってなかなかの荒波。歩道まで波が被ることはないものの少し恐怖を覚える。
波というより音が怖いのか。

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ベンチを発見したので一旦休憩。西浦園地に行くためにジグザグの急階段を上らなければいけないためだ。ただ、陽が落ち始めてきているのであまりゆっくりはできない。

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ゼェゼェと息を切らしながら階段を上り最後は膝に手をついた状態で西浦園地に到着。そこに若者の面影はない。
西浦園地には一眼レフを首からかけたおじさんが一人いた。ここは「夕日が彩る丘」と呼ばれている。恐らく同じ理由でここにきているのだろう。

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挨拶をすると定番の「どこからきたの?」ネタへ。知立在住であることを告げ、これまでの行程を説明すると「若者のパワーはすごいな!」と驚いたような、呆れたような反応をされた(爆)。自分でもすごい(頭おかしい)と思う。
おじさんは西尾市在住だそうで鈴鹿サーキットでF1を見たりレースクイーンを撮ったりするのが趣味だそうだ。写真撮影にも色々なジャンルがあるものである。

このような場所で出会ったからか、おじさんとはすぐに意気投合。三脚や写真撮影に関するイロハを色々と教えてもらった。私はこれまで単なる趣味としてそこまであまり考えずに独学で撮っていたので、人から直接アドバイス聞くというのは初めてで新鮮だった。
夕日が三河湾に沈む頃、早くもアドバイスを実践に生かす時が来た。夕陽で輝く海の上に船が来た時にシャッターを押すというものである。
コンデジで出来を言っても仕方ない。すぐさま実践できたことがよかった。そして旅先で人と出会い、持っている情報や感動を共有するという旅の醍醐味を味わえたことがとても嬉しかった。

陽が完全に落ち、お開きの時間を迎えた。おじさんの愛車は素人目から見てもかっこいい漆黒のバイク。
去り際にクラクションを一回鳴らし右手を挙げて別れを告げ、夜の帳が下りた西浦の街にエンジンを豪快にふかせて消えていくその後ろ姿はとても堂々たるものであった。



No.037愛より赤い海
場 所愛知県蒲郡市
日 時2011/10/26
備 考西浦温泉観光協会 愛知県蒲郡市の温泉旅館郷
引 用GOLDEN☆BEST 上々颱風
GOLDEN☆BEST 上々颱風

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