【第22話】静岡県浜松市 浜名湖~遠州灘 - 静岡

【第22話】静岡県浜松市 浜名湖~遠州灘

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【第22話】東海マグニチュード8.0
~穏やかな海、荒れる海~
初の静岡ネタは浜松・浜名湖から。湖に浮かぶ赤い鳥居は多くの人々を魅了する。

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▲昔は朝10時から動き始めることも多かった。

平日10時台の名鉄2200系特別車。この時間になると流石に通勤電車ではなくなり豊橋方面の特別車には空きが出始める。
一般車利用でも全く問題ない時間帯ではあったが、今回は特別に特別車だ。
流石に座り心地は「日本最低ランクの座り心地」を手に入れた銀電に比べればマシだがそれでも1200系には劣るし、阪急や京阪などとはもう比べるのも失礼なレベルである。

快適輸送から撤退しエコ・経費削減に舵を切った結果であるが、豊橋~岐阜(新鵜沼)を乗りつぶす通勤客は早々いないし、それならJR東海を利用すればいいので仕方ないのかもしれない。
でもパノラマカーのような名車の登場を心の中でほんのちょっぴり待っていたりする。
待っても無駄なのに待ってしまうのはやはり名鉄で育ったからかもしれない(勿論1番は阪急だが)。甘い、甘いなぁ。

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▲新居弁天入口のカーブスロープ。これを沿って進むと国道1号を飛び越え浜名湖競艇場に行くことができる。

本日の始まりはJR新居町駅から。新居町駅から東へ歩き、歩いて浜名湖南部を横断するのだ。
国道1号をズンズン進んで行くと釣り具釣り具釣り具。海と湖に挟まれている土地柄、釣具屋が多い!アッチの店はあーでコッチの店はこーで……という会話が釣り仲間の間でなされているのだろうか。
某アクションゲームの湖の釣り堀のおっちゃん「たいこーぼーはルアーを選ばず。知らんのかいホンマ……」と言っていたがどこまで本当なのかは釣り人ではないのでわからない。

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浜名バイパスと船。浜名バイパスは元々1978年に開通した有料道路であったが、2005年には無料開放された。
無料化で地域の交通の便が良くなるだけではなく、国道1号の交通量が減り騒音被害が減ったそうだ。
にしてもまぁよくこんなところに道路を作ったもんである。

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国道1号の静岡方面右側の歩道は途中で国道1号の下に潜る形になるので下から国道と歩道を眺めることができる。歩道に海藻が打ち上げられているところをみると高潮の日は利用しないほうがよさそうである。

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階段を上り、歩道左側に回り込んだ。前方から近づく小学生にこんにちは!と声をかけられる。
いくら平日の真昼間にカメラ片手にフラフラしている人間がいるからといって、不審者扱いにされるのは勘弁してほしいところだ。

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奥の橋から我々の敵、新幹線N700系が通過。グッドデザイン賞・ブルーリボン賞受賞車両だが、正直どこがかっこいいのかよくわからない。技術力でごり押ししたとも言える。
無論、JR東海に嫉妬といじめで追い出された500系が名車であることは言うまでもない。

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手前の橋から313系普通豊橋行き。今回はクロスシート車がきたが、掛川や興津に向かう電車はロングシートになる。2007年まで113・115系が走っていたことを考えるとその時までに一度撮っておけばよかったと後悔する。

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再び潜り遠州灘側へと出る。湖とはいえ太平洋の玄関口なのでそれなりの透明度がある。浅く、波がないからというのもある。

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さぁ弁天島を目指そうといつものように海(湖)沿いを歩く。足場が狭く柵のない道だろうがなんだろうが。
……とは言え、強気に攻めるとカメラに意識をとられて風に煽られウォーターハザードしかねないので慎重に進む。

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一直線の道。かすかに大きな赤鳥居が見えてきた。はやる気持ちを抑えつつ道の左側を歩く。

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人生に余裕がある人間は後ろを振り返るのも余裕(爆)。

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花たちも春の陽気に誘われ元気である。気分が良い。

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突如現れた簡易船着き場。沖に何隻か出ているところをみると漁船として使われているのだろうか。

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途中、猫の集団を見つけた。海の近くに猫あり。
だが、腹が減っているのか血の気が多いのか近づいたら殺される予感がしたのでこの距離をキープ。

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左側に見えている橋を渡ればチェックポイントの弁天島温泉だ。

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▲深呼吸が気持ちいい。

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橋をくぐっては渡り、そして着きました弁天島海浜公園および弁天島リゾート。
海水浴・釣り・潮干狩り・温泉が楽しめる。

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ちなみに弁天島温泉の一つ、開春楼は日帰り入浴ができる。
泉質はナトリウム・カルシウム・マグネシウム含有の塩化物泉。冬向けだと思う。

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浜名湖観光タワーと浜名バイパス。
この弁天島には縄文中期以降から人が住み始めたとされ、元々は繋がっていたが数回の海進・海退を繰り返し、大地震や暴風雨によってついに島となったとなったそうだ。
その後1700年代には舞阪藩と新居藩が置籍を巡る大論争を何度も演じた。結局1800年代に入り弁天島は舞阪に属することになった。そうして現在「浜松市西区舞阪町弁天島」があるのだ。

ちなみにこの18mある大きな赤鳥居は歴史とはまったく関係がなく、観光客減少に悩む自治体が観光タワーという名目で(鳥居と銘打つと政教分離の建前上、補助金が出せないため)建造されたものだ。ホンマもんの辯天神社はとても小さく、弁天島駅から100m東に鎮座している。

ただ、風景写真を撮る者とっては非常に価値のある建造物で、冬至の前後一カ月になると鳥居の中に沈む夕日を見ることができ、この瞬間を撮るためだけに多くのカメラファンがこの地を訪れるのである。

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弁天島海浜公園を後にし、遠州灘へと向かう。

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ハルジオンなのかヒメジョオンなのかはたまた全く違う花なのか、花知識に乏しいせいで全く分からない(苦)。
ただ、綺麗だったから撮ったのは確かなようだ。

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団地を越え、浜名バイパス下をくぐると遠州灘と広大な太平洋が見えてくる。
写真左の灯台は舞阪灯台。
1964年に設置点灯された。灯塔が高く光度が大きく光が遠くまで届くので、遠州灘を航行する船舶の安全に重要な役割を果たしているのだという。

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遠州灘に咲くハマヒルガオ。花言葉は「絆」だそうだ。
2011年は何度この言葉を聞かされたことか。

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水平線。写真では近そうに見えるがこれが結構遠い。ここまで来たのだから最後までやらなければいけないのだがなにせ新居町からずっと歩いてきているので足にガタが来ている。
砂が細かいので何度靴を脱いで砂を出しても、歩けば砂が入ってくる。これもダメ―ジである。

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やっとこさ今回の最終ポイントに到着。
この浜が中田島砂丘(第24話で紹介)まで切れずに続いていると思うと何とも言えない気持ちになる。

普段は三河湾の穏やかな海を見ているので遠州灘の波の大きさ、音の迫力に圧倒され恐怖心が生まれてくる。今ここで南海トラフ地震が起きようものならいくら全速力で走ったとしても命を落とすだろう。

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すぐそこが波打ち際なのに何だか近づきたくなかった。
今思えば「考え過ぎのビビリだった」だけなのだが、まだあの時は地震発生から2か月だったので色々考えていた。

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浜にあった巨大な木。流木にしては海から遠いし、なにやら黒く焦げた跡がある。
誰かが燃やして遊んだのだろうか。

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予定していた帰る時間になった。遠州灘を後にして弁天島駅へと向かおう。
堤防から弁天島温泉の全体風景が見られるが、もうここまで来ると「あそこまで歩かなかんのか……」という感想と深いため息しか出てこない。だが、路地裏見聞録に於いてはまだゴールが見えているだけいいほうである。

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途中飲み物を買いつつ30分ぐらい歩いてようやく弁天島駅に到着。
なんだかんだ充実した一日を送れた気がする。

自宅から然程遠くないし、気持ちのいい場所だからまた何度か来たい場所だ。

No.022東海マグニチュード8.0
場 所静岡県浜松市 浜名湖~遠州灘
日 時2011/05/25
備 考舞阪町観光協会
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