【第224話】愛知県 豊橋駅~長野県 千代駅 - 最新ネタ

【第224話】愛知県 豊橋駅~長野県 千代駅

224v.jpg

【第224話】伊那路の通過待ち
また飯田線に乗ってきた。本当は2月14日に決行し「バレンタインデーに秘境駅でチョコを配るおっさん」の話を都市伝説代わりに提供しようと思ったが雨により順延、1週間先延ばしして何でもない日に決行することになった。
思えば前回も4か月先延ばしした上でネタにしていたのでそういう運命なのかもしれない。

名鉄
名鉄

始まりは急行豊橋行き前2両締め切りのガラ8スーパー。
前日の雨、当日の強風で若干の不安もあったが、天照大神の機嫌もそこそこ良いらしく無事定刻通りに豊川を越え一安心。


豊橋駅に到着し階段を上り改札へ向かうといつもと違う……何かが違う……

成城石井なるものができており、私のようなオシャレとは無縁の人間には中々入りづらそうなカフェのようなものもできている……なんだこれは……たまげたなあ……。

豊橋駅

一方豊橋名物壺屋の立ち食いは面積を縮小し細々営業していた。時代の流れなのか。
あの出汁の何たるやもわかっていないまずいうどんは一生食べる気にはならないが、昔から見慣れている店が端に追いやられていく姿を見るのは悲しいものがある。

飯田線

この日は前回の反省を活かし待ち過ぎないぐらいのタイミングで並ぶ。
向かいの先発普通豊川行き4両はガラガラ。

飯田線

一方こちらはいつもの8:10天竜峡行き213系。
入線5分前ぐらいになって2番線が騒がしくなり、ハイキングのジジババ共が割り込むように入ってきたので心の中で舌打ち開始。

出発後も騒がしさは収まらず、恒例のおすそわけタイムが始まったり大音量のゲップが聞こえてきたりもう最悪である。貸切列車と勘違いしている節でもあるのではないか。
「最近の若いもんは」という言葉があるが、高度経済成長を支えたことで調子に乗っているのか「最近の老人共は」状態である。
老人が金を使わねば経済が良くならないのは尤もであるが、この傍若無人振りをまずはなんとかしてほしいものである。

飯田線

豊橋出発から1時間、三河東郷を越え漸く車内が静かになる。
途中部活動グループが後ろの車両に乗り込んだので2人組の若者が前の車両に移ってきた。手にはPSP。
暇つぶしの気持ちはわかるが何故飯田線に乗る若者は大体PSPを持ってくるのであろうか。折角の飯田線なのだから景色を楽しめと思うのだが、若しかしたらもうこの感性も目的地だけの情報を知ることができればそれでいい」若者達には通用しないのかもしれない。アフィまとめブログの弊害と似ている。

(私は無駄に乗りつぶし自慢をする人種よりも一つの路線・一つの駅に病的に愛情を注ぐ人種にシンパシーを感じるタイプの人間である。)

会話を盗み聞きしているとどうやら先ずは小和田に行くらしい。これで私の最初の目的地は千代に確定した。
慣れたおっさんなら兎も角、初めて小和田に行く学生と2時間共になってしまってはロクな訪問・ノート整理にならないのは目に見えていた折角の感動に事務員溺愛オタクが入ることでケチが付いてしまってもかわいそうなので、これで良い。

飯田線

この日利用したのは勿論青空フリーパス。
18きっぷの販売が開始されたので序でに18きっぷも購入したのだが、丁度この写真を撮っているときに友人よりメールをもらった。内容は「マルス券買うんか?」という内容。長く共に旅行したせいか(言うても5年ぐらいやが)、なんとなく察しはついた

友人はこの日草津線にて赤券争奪戦に参加。
「余っていたら序でに買っておこうか?」ということであったのだろう。
朝機転を利かせてみどりの窓口で購入してしまったことを悔いたが一方で、善意とはいえ皆が苦労して赤券を手に入れているのに私だけこんなヌルいプレーをしていいのだろうかとも思った。……言うて気持ちの比率は8:2ぐらいやったけど(爆)。

中部天竜

途中、中部天竜で長時間停車。
このあたりはもういつものことなので余裕すらある。
問題があるとすればいつも同じ写真を撮ってしまうことである。

水窪

水窪では特急伊那路を見送る。
少子高齢化で限界集落も増える中、こうやって電車を見送る子連れを見るととても嬉しくなる。

大嵐を越え小和田。後ろの車両の様子を見ていなかったので正確な人数はわからないが前の車両からは先程のPSP学生を含め少なくとも3人は降りた。
私は毎回小和田に降りると「今回も誰とも出会わなかった」と嘆いているが、あれは1人の人間と今までどんな旅をしてきたか待ち時間に少し会話できればいい、ぐらいのことでありこんな大所帯は寧ろ勘弁である。
(一番いいのは地元住民であるM下さんと会話できると一番いいのだが、脳梗塞で家を離れてしまったのでそれも叶わない。)

千代駅
千代駅
▲縁起の良い駅名ということでそっち方面でも有名らしい。

小和田から更に約45分、遂に最初の目的地千代駅に到着。
何度か飯田線はやっているが千代駅で降りるのは見聞録史上初である。

千代駅

先ずはあるものを撮るために遮断機のない踏切を渡り向かいへ。
農作業されている地元住民の方がいらっしゃったので挨拶をすると慣れているのか「何処から来たか」を質問してきたので愛知ですと答えると「遠いとこからようきなさった!御苦労さん!ハッハッハ……」とおおらかな態度で歓迎して頂いた。
歓迎してもらえたことも嬉しかったが、何より秘境駅と言われている場所で地元住民の方と交流できたことがとても嬉しかった。

……あのハイキングジジババとは何処で差が付いたのであろうか?「都会が人間をダメにする」というのは強ち間違いではないと思う。

色々なことを思いながらあるモノがくるのをじっと待つ。それは……

千代駅 伊那路

やっぱり伊那路である。千代駅を通過する伊那路写真の多くあれど、向かいから撮っている写真は少なくいい機会だったので撮ってみることにした。
尚、今回は路地裏見聞録8年目にして漸く独学を反省し鉄オタには一般常識・必修科目である「置きピン」を勉強してきたので尾道の時のような頭のぶれた写真が撮れてしまうことはなかった。
(寧ろ今までどうやって撮っていたんだと不思議に思う……)

それにしても最近聞いた話ではこの伊那路、「遅い特急」「鈍足特急」として馬鹿にされているらしい。
何とも頓珍漢で「お前は常時120km/hで走らないと気が済まないのか」「ならお前の好きな特急車両を飯田線で走らせてみろ」と言いたくなる話である。
普通電車で4時間かかるところを2.5時間で走っているのだからもう十分に特急としての役割を果たしている。
しかも伊那路は「行楽特急」としての役割が強い。そんなに急いで何処へ行く?なのである。
恐らくJR東海が開発した環境破壊推進列車が飯田に乗り入れることによってそのような頓珍漢な意見が更に増えることと思うが、伊那路はこれらの声に耳を傾けることなく自分の役割をしっかりと果たしてもらえればそれでいいと思う。

千代駅
千代駅

伊那路が去った後の千代はとても静かで聞こえるのは川のせせらぎと農作業を終え休憩しているおじいさんが持っている携帯ラジオから聴こえてくる大音量のローカルラジオ局のトークだけである。何と素晴らしい事か。

さて待合室に戻り先ずはアレを仕上げるとしよう。

千代駅 駅ノート

駅ノートである。
千代駅の駅ノートは長らく野ざらしで置かれていたが、誰かがプラスチックケースを持って来たようで保存性が高まった。

千代駅 駅ノート
大海あすかさんのイラストも残っている。

よってバックナンバーが読めるのである。

千代駅 駅ノート

恒例の貼って書くやつをやる。
千代駅には汎用事務員を置かせてもらったが、大人な事務員を目指した結果慣れない表情を描いた結果どこか歪でやや幼さが残るイラストになってしまった。慣れぬことはするもんではない。

この後空白部分に訪れた感想を書いたので書いた内容が知りたい変人は是非千代駅を訪れてほしい。

千代駅
▲嘗て天竜川での砂利の採取・鉄道への積み込みを行なっていた名残を見ることができる。

千代駅
千代駅

45分程度の短い滞在であったが収穫は多くいい駅であった。また来る可能性は多いにある。
次は少し戻り大嵐へ向かう。

次回へ続く!

No.224伊那路の通過待ち
場 所愛知県 豊橋駅~長野県 千代駅
日 時2016/02/21
備 考魅力発見・飯田線
引 用Tribute to あずまんが大王
Tribute to あずまんが大王
関連記事
スポンサーサイト

2 Comments

大海あすか  

トラップカード 青空フリーパス 発動!

今日和、大海あすかです。
わかるわかる、豊橋からの飯田線の車内!
もうハイキングや鉄道ファンやら、ごちゃごちゃですよね。
中部天竜や水窪でどわっと降りるかと思えば、小和田でびっくりするくらい降りたり、何しか車内の空気が通常とはまるっきり違うのも飯田線ならではですね。
私も明らかに鉄道ファンの人の会話を聞いて下車駅を変える事あります。
やっぱり一人でまったりと過ごしたいですもんね。

千代の駅ノートイラスト残っていましたか!
実は、描いてる途中にノートがちぎれてしまい、あわてて修繕したんですよ。
いつも駅ノート補修用に速乾性の木工用ボンドを持ち歩いてるんですが、こういう時、絶大な効果を発揮しますね!

しらたき先生のイラスト、表情いいですね!
いつか、間のコメントとともに見に行ってきます!

駅にある引込み線って砂利運搬用の線路の名残だったんですね。
前はマルチプルタイタンパーが鎮座してて、今でも保守用線路として活躍しているようです。

2016/03/17 (Thu) 21:57 | EDIT | REPLY |   

しらたき  

Re: トラップカード 青空フリーパス 発動!

飯田線やると大体「ハイキング団体」と「温田~平岡の学生諸君」はセットですね……。後者は「余所者が使わせて貰っている」から彼方側が騒いでいても何も言えないのですが、前者の傍若無人ぷりは全く休日の大垣~米原を見ているようです。

ノートは長い間野晒しでしたからね……いやあいい機転でした。
もしかしたらその補修のお陰でノートが生き残り私もイラストを見ることができたのかもしれません。

2016/03/18 (Fri) 08:54 | EDIT | REPLY |   

Leave a comment