【第20話】愛知県知立市 - 愛知

【第20話】愛知県知立市

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【第20話】サクラサクキセツニ
冬が終わり春の陽気が新年度の始まりを告げる頃、ソメイヨシノは大仕事を始めるのである。
そして大仕事をしているのはサクラだけではなく……

サクラ

名所で見るサクラは真下に人間やブルーシート、ゴミの散乱があって汚いのでこういう何気ないところで咲いているサクラが一番見栄えがいい。

……とかなんとか、サクラ鑑賞の機会をズルズルと逃してしまった人間の苦しい言い訳だが、実際邪魔が入らないので、接写で撮る場合やワンシーンを撮りたい場合は地元で細々撮ったほうがいい。
勿論、サクラあっての絶景ならその場所まで行って撮るべきではあるのだが。

知立駅

知立駅に乗っかる灰色の鉄の箱。知立駅はのろのろと高架化計画が進行中である。
高架化計画が始まった1980年代から30年経った今も完成していない。
完成予定は2023年。半世紀をかけないと完成できない知立市の財政事情が悲しくも見えてくる。

今から約15年前ほど昔、知立駅すぐ南の遊歩道があったところにはガーデニングをするおばあちゃんがいた。
リリーという犬を連れて歩き趣味のガーデニングを一日中楽しんでおり、春~秋にかけてヒマワリやフウセンカズラなど色々な植物を育てては目の前にあった留置線と二番線を外側から華やかに魅せていた。
私はそこから名鉄キハ20・30形や7700系を眺めていた。

時は流れ、今はあの時代に登場したものは「知立駅」というものだけを残して人も車両も全て消えて無くなってしまった。
新旧北アルプス、ブルーライナー、パノラマカー、パノラマDX、なまず、いもむし、吊りかけ、キハ10・20・30、岐阜市内線……何もかもなくなってしまった。
時の流れというものは非常に残酷である。
時代によって新しいものができるのはいい事だが、それによって失われるものも沢山ある。
「思い出と記憶は頭に留めるだけでは消えてしまう。何かに残さなければだめだ」それを教訓に今日の私がある。

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この春の陽気を伝える歩道も数十年後は駅高架化に伴う再開発で消えてなくなってしまっているかもしれない。

「今という時間を大切に。今見えている風景を大切に。」

写真撮影を趣味としている者達にとっては大事なことである。

No.020サクラサクキセツニ
場 所愛知県知立市
日 時2011/04/11
備 考-
引 用D.C.S.S. ‾ダ・カーポセカンドシーズン‾ OPテーマ サクライロノキセツ
D.C.S.S. ‾ダ・カーポセカンドシーズン‾ OPテーマ サクライロノキセツ

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