【第19話】愛知県知多郡南知多町 鳶ヶ崎~チッタナポリ~豊浜 - 愛知

【第19話】愛知県知多郡南知多町 鳶ヶ崎~チッタナポリ~豊浜

チッタナポリ

【第19話】イタリアのごとく!
3月、北日本で大震災が起こり東北に甚大な被害が出た。
花見の自粛だ、節電だ、セシウムだ、関東の帰宅困難者の自慢話だ騒がれる中、ここではいつもと同じ日常があった。
また、この日を機に自身の旅行に対する気持ちが一つ変わった。

鳶ヶ崎

今回の始まりは河和駅からバスに乗り南知多町の鳶ヶ崎海水浴場から。穏やかな海、暖かい日差しは東北であったことなどエイプリルフールであるかのようだ。
……それにしても近くにコンビニがあるとはいえ海水浴場とは思えない海岸である。シーズンになればそれらしく整備されるのかもしれないが、もしかしたらもう営業してないのかもしれない。
近くに内海があるしこちらもこちらでそれほど水質がいいわけでもないので仕方ない。

遠くに見える一際高い建物はチッタナポリ。今回のメインでありチェックポイントの一つである。
我々はそのチッタナポリを目指して歩き始めた。
磯の臭いとしらす工場から漂ってくる魚の生臭い臭いが否応なく襲ってくるのがつらい。

チッタナポリ

例によって海岸線を歩くという見聞録初期のルールに則って歩いていく。
段々と大きくなる異質な建物。田んぼの中から突如現れる山形のスカイタワー41を笑えない状況であるが、私としては林立する超高層ビル群よりも一つだけ高さが突出しているビルのほうが興味が湧くので歓迎である。というよりこんなビルだから今回のぶらり旅に選んだ。

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一方こちら側にはリゾートらしく陽当たりのよさそうな家が並ぶ。
ただ海面にアオサがびっちり覆っているこの状況では「リゾート」と呼ぶには程遠いイメージではある。

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大井漁協を越え更に歩を進めるとチッタナポリに到着する前に聖崎公園という見晴らしのいい公園にぶち当たる。
整備された階段を上っていくと……

聖崎公園

稲荷大明神の石碑とともに三河湾が一望できる。ここは海をバックに河津桜を鮮やかに撮影できる絶好のスポットらしいが、河津桜は早咲き。さすがに4月1日では遅かったようだ。

聖崎公園

チッタナポリの姿が大きくなってきた。メインディッシュはもうすぐそこだがその前に……

青いベンチ

鳶ヶ崎のコンビニで買ったおにぎりで腹ごしらえ。

この声が 枯れるくらいに ~♪
君に好きと 言えばよかった ~♪


聖崎公園

途中、展望台があったので展望台からの写真を撮ろうと思ったが、まだ新学期が始まってないからか展望台に小学校高学年~中学生らしき少女たちがたむろしていたので疑われないように邪魔をしないように撤退。
こちらの存在に気が付くと何やらこちらを指さしてクスクスと笑っていたような気がする。なんだっそら、耐えられ……いや、被害妄想はよくない。

散策路を進みチッタナポリを目指す。

アオサ

海面に広がる夥しい量のアオサ。これが三河湾の磯臭さへと繋がり、一帯を緑の海へと変える。三河湾と言えば大体赤潮かアサリかアオサである。

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上陸大師像。弘仁5(814)年に東国行脚の途中で三河から船でこの聖崎に上陸したそうな。
干潮時には歩いて渡れ、像の傍まで近寄れるらしい。
三河湾周辺は山の上に像があったり孤立した岩に石灯籠があったり面白いところだ。

チッタナポリ

師崎中学校を横切るとついにメインのチッタナポリに到着。
手前のドームは日本福祉大学(NFU)スポーツドームといい、温水プールやジム、卓球台などが用意されている。 大学関係者が主に利用するみたいだが、毎月第4日曜日は一般開放もされる(500円)。

チッタナポリ

こちらが海陽系ウォーターフロントリゾート(爆)チッタナポリのシンボル、ナポリタワー。バブルの最中に建てられたことから別名「バブルの塔」とも呼ばれ、完成当時は1億を越える部屋もあったそうだ。
そんなリゾート高層マンションも今では中古物件で580万~3,800万……。
前回紹介したファミール宝塚グランスイートタワーとはえらい違いである。
ちなみにチッタナポリという名前は知多半島とイタリアの形が似ていたから知ッ多+ナポリでチッタナポリなんだとか。
なんだっそら、耐えられない。昭和の安直過ぎるネーミングセンスに脱帽である(爆)。

追い打ちをかけると日本で「東洋のナポリ」と呼ばれている場所はここではなく鹿児島市である(姉妹都市提携)。

チッタナポリ

チッタナポリB~E棟。
こう白いと目指していたのはナポリではなくギリシャのミコノス島ではなかったのではないかと疑ってしまう。

ちなみにミコノス島に似た風景が鹿児島県の与論島にあり、姉妹都市提携がなされている。行ってみたい島の一つだ。

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階段を上ってみる。白は汚れが目立つので管理も大変なことだろう。

チッタナポリ

棟の間にある階段から撮った写真。正面に見える日間賀島がここは愛知県であることを再認識させてくれる。

チッタナポリ

アオサで変色したプライベートビーチを見て一言。「愛知だなあ」

チッタナポリ

このアングルはチッタナポリに来た人の中では有名なアングル。
ここまでボロクソに言ってしまったが、ここから撮る夕陽と夕陽に照らされるチッタナポリは愛知県でも1,2を争うビュースポットになるだろう。
私も機材を揃えたら是非撮り直しをしたいところだ。


チッタナポリを後にし師崎へ向かう。途中商店も見かけたが、トイレットペーパーも水も品切れになることなく山積みされていた。買いだめをし、ギャアギャア騒いで混乱を作り出しているのは一部の人間だけなのだ。
ただ、我々も南海トラフ地震が起こればどうなるか分からない。状況を把握する前に死んでしまっているかもしれないし運よく生き残るかもしれない。
よく「備えあれば憂いなし」と言うが、備えをしていてもポックリ逝く時はポックリ逝く。自然災害前に病気や事故で死ぬかもしれない。
だから私にとっての「備え」というのは「悔いのない人生を送る」ということだ。

目の黒いうちに、五体満足なうちに西日本の絶景を巡る。これが今の旅行のモチベーションにも繋がっている。

羽豆岬

そんなこんなを考えているうちに知多半島最南端羽豆岬に到着。
「恋のロマンスロード」と呼ばれているらしいウバメガシのトンネルを歩く。

羽豆岬

羽豆岬入口近くで師崎プール跡は確認できたがあのコンクリートで固められた新しいプールのようなものは一体何だったのだろうか。師崎プール跡の歴史(※1)至る所で散見されるが、こちらについては一切の情報がない。調べてみる価値はありそうだ。

※1 砂浜の少ない師崎の住民の為に作られた人工海水浴場。当時はまだプールのなかった師崎小学校の児童らも使用していた。海水プールはシーズン中何度も水の入れ替えを必要とし、それはもう大変な作業だったという。ドチザメの赤ちゃんを捕獲することもあったらしい。

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途中、老朽化して立ち入り禁止になっていた師崎展望台があったので自己責任で侵入して上った(爆)。
師崎港である。ここから日間賀島や篠島に行ける。

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←が豊浜・内海方面で、→がチッタナポリ・河和方面だ。

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景色が非常によく、湾の入り口ということもあって透明度は大分マシである。ただ単に浅瀬だからかもしれないが。

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こちらは1000年以上の歴史を持つ羽豆神社。

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そして絵馬。歴史があると言っても少し前までは少し寂れたどこにでもありそうな神社だった。
それがSKE48というご当地アイドルが「羽豆岬」という曲をリリースしてから一変した。
写真はまだスカスカな状態だが、今ではSKE48関連の絵馬で埋め尽くされているそうだ。それを知ってか賽銭泥棒も出始めたそうだ。活性化は構わないが、環境破壊と治安の悪化だけは避けてほしいものだ。

ちなみに羽豆は「はず」と読む。見聞録ではおなじみの三河の「幡豆」と同じ。

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羽豆岬に別れを告げラストスパート。国道247号沿いに歩く。歩道が狭いので車に気をつけて歩く必要がある。
流石に一日歩き続けると足に疲労が蓄積される。
車に気をつけながらやっとの思いで豊浜魚ひろばに着いたが、何かをするわけでもなくもう少し歩きファミリーマート豊浜店のバス停にて本日の徒歩旅行終了。バスで河和駅へ戻る。

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路地裏見聞録初登場河和線全車一般車特急5700系(5300系?)。名鉄の数少ない2扉転換クロスシート車になってしまった。
こいつに乗って帰宅……はできず、次にきた一部特別車特急で帰宅。
テレビやネットの不必要な情報からの逃避旅であったが、いい感じにリフレッシュはできたと思う。帰ってからがまた大変だったけどね。

No.019イタリアのごとく!
場 所愛知県知多郡南知多町 鳶ヶ崎~チッタナポリ~豊浜
日 時2011/04/01
備 考チッタ・ナポリ 海陽系ウォーターフロントリゾート [ 愛知県知多郡南知多町 ]
引 用ハヤテのごとく! 1 (少年サンデーコミックス)
ハヤテのごとく! 1 (少年サンデーコミックス)

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