【新作の話】滋賀県 近江八幡駅~石山寺駅~大阪府 高槻駅(上) - 最新ネタ

【新作の話】滋賀県 近江八幡駅~石山寺駅~大阪府 高槻駅(上)

7月後半。茹だるような暑さで思考が停止し旅を計画しようとしてもどうにもいつものような閃きがない。
そうだ、亀山に行って伊勢中川経由で桜井、三輪と行って奈良に行こう。……いやいや、時間が足りない。抑、キハ40の葬式が……
などと考えては消え、考えては消えの連続であった。
紆余曲折を経て「滋賀県にあるブルーメの丘に行ってヒマワリ畑の写真でも撮ろう」ということにしたのだが、ふと思ったのである。

家族連れやカップルばかりの場所に三脚を背負った汗だくのおっさんが息も絶え絶えに一人で入場して果たして精神は耐えられるだろうか?

そう言えば去年もひまわりネタを滋賀でやった(148話)と思い出す。
途端に意欲が喪失してきた。
何か手はないかと事前に調べたブルーメの丘の最寄りバス停まで行ける日八線を再確認。するとバス停の一つ「日野駅」が目に留まった。調べてみると……



決定である。
斯くて、198話は近江鉄道に定められた。
しかし難儀な事がもう一つあった。毎度毎度の2301F→209Fの乗り換えに限界を感じていたのである。
幾ら山間部と言っても通勤・通学ラッシュ帯。18きっぷも重なれば満員電車もよくあること。
たまには気分を変えて座って米原まで行きたい。電車を大垣で一本送らせてみようk……

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アッー!?

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ということで今回は刈谷を6:40に出る313F普通米原行きを利用して米原まで北上した。
刈谷からの乗車記としては、

早めに整列乗車すれば区間快速の乗り換え客で空いた席に着席できる確率が高い(ただしボックスや2人掛けクロスシートの通路側が多い)。
ボックスに座ってしまうと色々と面倒くさい目に遭うかもしれない。
・刈谷を出ると徐々に混み始め、大高や笠寺あたりで満員に。一度満員になるとラッシュ4両のため人を変えては満員電車が続くので金山や名古屋から座席取りを企むと痛い目に遭う。
・米原での乗り換え電車である8:49発姫路行きは313Fが米原に到着した時点で席は長浜からの客でかなり埋まっているので席取りは考えないこと。抑、クロスシートに座っている時点で席取りは難しい。

辺りである。
対策としては後続を待つとよい。
9:00発 快速 網干→神戸までは後述の電車より早く着く。野洲にて野洲発新快速に乗り換えができるが、着席できるかは不明。

9:23発 普通 姫路→野洲から新快速になるクセ者。神戸以西は網干行きより早く到着する。亦、岡山までの乗り換えは姫路で3分、相生で2分を要するだけなので岡山で1泊旅行する時にも使えるであろう。

だが今回の始まりは近江八幡だったので後続を待つことはせず、停車していた姫路行きに乗車した。
総評としては、体力的には313Fで座っていたほうがいいが、精神的には乗り慣れた2301Fを使ったほうが余裕があった気がする。


近江八幡駅

ということで近江八幡に来た。
ブログでは何度かとり上げている近江鉄道であるが、実際に乗車するのは意外にもこれが初である。

近江八幡駅

改札口のラッチにやたら貼り付けられているのは……

近江八幡駅

こいつである。「暑いやろ?まぁ一杯飲めや!」感アリアリだが、地元で作られたビールを提供している点については大いに評価したい。
それよりも折角誕生した鉄道むすめがビールを配るだけ配って退場という事態にならないよう願うばかりである(八日市駅で駅務をしている設定らしいが)。

近江八幡駅

改札口写真左下の広告はコレである。
賤ヶ岳、八幡山、伊吹山の3ヶ所を巡るスタンプラリーが11月29日まで開催されているようであるが、山オタからすればこれは簡単なものなのであろうか。
鉄道むすめスタンプのために東奔西走している私が言ってもアレなのだが、きつそうである。
右の広告についてはこちらを参照してもらえるとわかりやすい。

近江八幡駅

近江八幡駅構内。この時点でもう相当に暑かったのだが、これから襲いかかる灼熱地獄に比べれば大したことはなかった。

近江八幡駅

時間になり近江鉄道800系(元西武401系)ダイドードリンコ社の広告編成が入線。
それなりに乗車率のある1両目はスルーしガラガラの2両目に乗車。
クーラーが効いており汗がスーッと引いていく。

1デイ・スマイルチケット

この日は金曜日であり、態々小銭を用意するのも煩わしかったので、近江鉄道線のフリーきっぷ「1デイ・スマイルチケット(880円)」を購入した。
増税前のやつをそのまま使っているのか、820円の文字の上に運賃変更のはんこが押されている。
会社設立当初から資金難は今もなおと言ったところか。そのおかげ(?)で高い技術力も相まって、古い物を大切にする精神が養われたとも言えるのだが……

新八日市駅

和歌山鐡道ほどではないにしろ、やたら揺れる電車に20分乗って下車した駅は……

新八日市駅

新八日市駅である。
大正2年の開業以来続く洋風建築の駅舎であり大正2年ということは1913年。つまり今年で102年である。

新八日市駅

八日市という名前なのに何故ここまで古いのか?
それは元々八日市線の前身である湖南鉄道が作った駅だからである。
1944年に湖南鉄道は近江鉄道に合併され、1946年に近江鉄道の八日市駅~新八日市駅間を開業させたのだが、何故か駅名を変えなかったためこのようなことになっている。

新八日市駅

湖南鉄道の本社屋として使われていた新八日市駅。2階も存在するが老朽化が激しく立ち入りできない状態であるという。

新八日市駅

素晴らしい。
色褪せゆっくりと朽ちていく木造建築はまさにである。
改札の左上に何かがあったような跡があるが、ここには駅名標が掲げられていた。数年前まであったようで当時の写真はそれらしい単語で検索するといくつか出てくる。

新八日市駅

貴重な木製ラッチ。しかもこの駅は駅員が配置される時間帯があるため現役木製ラッチとなる。素晴らしい。

新八日市駅

駅を出て最初に目に入ってくるのがこの金鳥の看板である。
今年はこの暑さからか、蚊があまり発生していない気がする。

新八日市駅

駅正面から全体を撮る。
駅舎の半分ぐらいを蔦が侵食している。

新八日市駅

人工物が自然に抗う姿または素直に受け入れる姿にを感じる。
本当に今更なのだが、今年初めて夏らしいものを撮った気がする。

新八日市駅

建築に関してはよくわからないが、恐らく当時は色々考えられたデザインだったのだろう。
それが100年経った今でも残っているのだから、設計者は気持ちよく成仏できたはずである。

新八日市駅

此方もいい感じに色褪せている。

新八日市駅

駅舎内は不必要なものがなく「その昔は栄えていたんだよ」と言わんばかりに兎に角だだっ広い印象である。
自動販売機が二台稼働しているので水分補給には困らない。

新八日市駅

古くから地元の支えによって成り立っているものを見つけると嬉しくなる。

新八日市駅

時間が迫ってきたので最後に八日市方面ホームを撮る。
駅舎の寿命はそれほど長くはないかもしれないが、これからも末長く地元の人に愛される駅であってほしいと思う。

新八日市駅

時間になり駅に800系が入線。沿線市町の子供が描いたスケッチ画などを展示したギャラリートレイン編成だ。
これに乗って八日市駅へと向かう。


続く!
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